弟子
なーんかまとまんなくてすごい読みずらいと思いますが。おねしゃす!
「そろそろ本題に入ろうか武藤」津主神はそういった。
「そうか、それで本題とは?」
「話が早くて助かる。少し長い説明になってしまうかもしれんがそれでも構わんか?」
「構わん話せ」武藤がそう言うと津主神が語り出した。
「この世には世界がいくつも存在するそして世界にはそれぞれ担当の神がいる、もちろん我にも担当の世界がある。そして世界は、担当の神ごとにそれぞれ恩恵を受ける。水の神の担当なら水の豊かな生活 自然の神なら自然豊かな世界になる。そして我の世界も例外なく恩恵をを受けた。武道が栄えた世界に。」そこまでを語った津主神に武藤は「それなら良かったのでは無いか?」そう問いかけた。すると津主神は「最初はな」そう答えた。
「最初は?」
「そう最初は良かった、ただ純粋に武を極めんとする者たちが競い合いながら鍛錬を積んだ。だが、人類というのは、個性がある鍛錬をせずに遊び惚ける者が現れた、それを見てつられてしまう人間が現れた。そして次第にその数は多くなった。何より人類は学び進化していく生き物。より楽に生活を送るため武器を作り出す者が現れるそれを使えば武を極めるよりも確実に早く力を手に入れることができると気づく、そして貴様には馴染みの無いであろう魔法というものまでも生み出され武を極めんとする者達はその数を急激に減らした。」
「それでそれの何に問題がある?私には問題など全く感じぬが?」
「そうだろうな、だが。我は武の神武を極めたとするものにのみ恩恵をもたらす神。故に武を極めんとするものが減っていくというのは、我の存在が薄れていくということ、もしこれ以上数を減らせば世界全体に我が恩恵をもたらせなくなる。」
「するとどうなる?」その質問に津主神は静かに「我の世界が滅びる」そう答えた。
「なるほど、要するにお前の恩恵を受けられなくなった世界が存在するだけの力をなくし消滅すると。」
「噛み砕けばそのようなものだ」
「それで私にその世界で武を広めて貰いたいとそういうことだな?」
「理解が早すぎるが、助かるそういうことだ、もちろん支援はする。その世界の知識を貴様の頭に送ろう、そして最低限の生活費と加護を」
「そうか、もとより行くつもりだったが、それは有難い。」武藤は軽くそう答えた。
「こちらも願いを聞いてもらうのだ例などいらん。」
「そうか。」
「それでは、最後に加護についてだ武藤貴様に与えた加護は武の加護貴様の右手左手は、相手の魔法を打ち消す力が宿った。もちろん貴様の意思で解除可能だ」
「それは有難い。名残惜しいが参るとしよう。良き戦友に会えた」
「そうか、それなら我も貴様いや武藤を友と認めよう。」そういうと津主神は手を差し出した。それを武藤は掴んだ。「さらばだ武藤幸運を祈ろう。」
「そうか。またいずれ」武藤は、光に包まれ消えた。
「ここが、あいつの世界か。」辺りを見渡すといかにも大都市という感じの建物がある。(この街はなんだ)そう心の中で呟くと街の情報が流れ込んできた。アルビン王国 国王アルビンの納める国他国との貿易により豊かな国特産品は、小麦 物価安価 情報はこのような感じだ。(さて、まずはこの国に入るか。)そう思い国に入ろうとすると。
「待て、貴様何者だ?」そう門番のような男に止められた。でっぷりと太り不健康の塊のような男だ。
「いや、私は観光でここを訪れただけのこと」私はそう答えた。服はここにきた時には、こちら仕様であろう服を着ていた。情報では、洗濯のいらない優秀な服だそうだ。
「そうか、だが怪しいな。」まじまじ私をみるブタ違うな男。
「怪しい者では無い」
「まあ、こんな弱そうな男が怪しいわけねえか!通っていいぞ」そういうと男は私を通した。
そして街を見渡す。そこにはヨーロッパのような街並みが広がっていた。(まあ、言ったことは無いのだがな。さてこれからどうするか、情報が付け足されている。さてこの情報によればこの国にも武道場があると、それならばそこに向かうとしよう。)私は武道場に向かう、すると誰かの視線を感じた。
(つけられている?これはまた面倒なことだ)私は、少し走ることにした。だが、いくら走ろうと目線は付いてくる。(やむおえんか。)私は人目の無い路地に入った。(普通なら愚行にも程があるが、今の私が変に目立つよりはいいだろう。)
「つけてきていたのは分かっている。」そういうと。
「ククっバレちまってたかー」気色の悪い笑い声とともに黒装束のいかにも怪しい男がいた。
「その格好でよく姿をを隠せたな。」私は素朴な疑問を問いかけてみる。
「そんなもん俺の認識阻害魔法を使えば解決さあ、全裸だってバレやしねえ!」(さてはこやつ変態か、あまり関わりたくは無いものだ)
「まあそんなこたあどうでも良い、俺はなあここらでは、名の知れた盗賊でねえ♪」
(そういうことか一番つまらん答えが返ってきたというわけか)
「助かりたければ、荷物を全て置いていけと?」
「話が早えじゃねえか。だが荷物だけじゃねえ服も全部置いてけ♪」
(やはりこの男変態か)
「断るといえば?」
「は?ククっお前が断る?笑わせてくれるじゃねえか♪」
(めんどくさいな)
「まあ」
「ククっ決めた!お前....死ね」そう男が言うと姿が再び消える。そして何かが頬をかすめた。頬からは紅い液が流れる。
(これが、認識阻害なるものか。姿が見えぬ)そう考えていると次は逆の頬をかすめた。(小物かと思えば面白い)私は瞼を閉じ神経を耳 鼻 肌に集中させる。すると空気が揺れる、(右脇腹を狙った攻撃か)私は体を捻りそれをかわすと相手の腕であろう場所を掴む。すると男の姿が現れた。「な!」驚く男を無視し掴んだ右腕を捻り得物を落とす。(クナイか悪くない組み合わせといったところか)そのまま腕を相手の背中に回し足を払い腕を決めた状態で背中に乗る。
「お、お前は、ナニモンだよ!?」そう叫ぶ男に対し
「それを聞いて何になる?」そう答える。
「そうかよ!俺を殺すのか?」男は何故か落ち着いている。
「いや、殺す意味はない。だが、生かす理由も無い。」
「じゃあ、あんたのために何でもする!生かしてくれ!」そう命乞いをする男。だが
(この男は、私に屈していないな。まだ目が訴えているここで生き延び私を殺すと)ここまでの欲望を前面に押し出した人間を見るのは久しい。
「よかろう、だが条件は私の弟子になれ。」その言葉に男は「は!?」そう漏らした。
「弟子?」
「そうだ。」
「正気かあんた?俺はこう言っちゃ何だが裏切る可能性もあるんだぞ?」(それを自分で今この状況で口にするとは。根は素直とでもいうか。いやアホか。)
「そんな事は分かっている。むしろそこを買っての誘いだ」
「ククっあんた意味がわかんねえなでも、興味が湧いた。」
「そうか」
「だが一つ質問だ、俺はあんたの弟子になれば、強くなれんのか?」
「ああ」
「あんたも殺せるか?」(やはり面白い男だ)
「それは、努力次第だ」(そう努力こいつには、センスがある。あとは努力だ)
「そうか、じゃあ乗った!俺はあんたの弟子になる。」(見事な判断力)
「そうか」
「改めてあんたの名はなんだ?」
「武藤勝」
「武藤勝か、俺闇世 呉伊はだ。ククっよろしくな師匠♪」
「ああ」
こうして奇妙な弟子を取った。私は武道場へと向かう。
異世界武道劇場
武藤「ああ」
武藤「そうだ」
武藤「次も頼む」
呉伊「ククっ、何であんたはそんなに淡白にしか話せねえのかねえ?」
武藤「キャラ付けだろう」(内心では結構話している。それに前回大量に言葉を発した。)
呉伊「ククっそれを口に出さねえんだな」
武藤「まあ、あれだ。これが落ち着く」
呉伊「ククっじゃあ、そろそろ終わるか。」
武藤「作中じゃまだ、会話をそこまでしていない。」
呉伊「ククっそこは突っ込んじゃいけねえよ。師匠♪」
武藤「そうか」
呉伊「ククっじゃあ。また次だな」
武藤「ああ」
なんかこういうの書きたかったんですー!