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BOX ー神の箱庭ー  作者: 橋姫
18/88

勝者

今日も今日とて更新は夜中!w

勢いで書いてます。

頭のいいⅣ君

君は最後に出てほしかった…。

さてさて本編へ!

ルームマスターである日向と、number'sの俺の行ったゲーム、スコパの一回戦の集計結果は、こうだった。


俺は5点。

日向は4点。

(俺が一歩リード…か。)

やっぱり。

「…もう一戦…だね。あと一戦かな?二戦かな?どう思う、お兄ちゃん?」

そう言って、日向は微笑む。

こいつに相変わらず悪意はなく。

点数をリードされてる事にも驚きすらしていない。

嫌な予感がする。

(やっぱり…な。)


「クロネコ、お前悪趣味。」

〈…さっすがⅣ君。わかっちゃったんだ、このBOXの仕組み。〉

クロネコはいつもの気味の悪い笑みを消す。

「…あんだけヒントがあったのにわからないほうがおかしい。」

〈まぁ…ね???でもここにいるバカ二人は気が付かないみたいだけどね?…ちょっとー、睨まないでよ二人ともー。〉

クロネコはどうやら二人に睨まれているらしい。

俺は日向の方を見て、言葉を発した。

「なぁ…ルームマスター。…いや、日向。俺の名前…教えてくれよ。

母さんや父さんの事…思い出したいんだ。友人の事も。もちろん、お前の事も。」

「…いつから気がついてたの?お兄ちゃん。」

「部屋に入る直前から…かな。」

簡単なことだ。

日向は…俺の名前を呼べない。少なくともゲームが終わるまでは。

呼べば敗北が決まってしまうから。

つまりはそれがNGワード、ということ。


「やっぱすごいなぁ。…でも嫌だってゆったら?」

日向がじっとこちらを見ている。

「…それは無理なんじゃないか?お前やクロネコはここでルールにがんじがらめなはずだ。俺…というか対戦相手に嘘はつけないんじゃないか?おそらく。それに、お前は俺を助けたいんだろ?なら拒絶する理由はない…んだろ。」

今まで一度も邪気がないようにみえたのも当たり前だ。はじめから嘘なんてついていなかったのだから。

〈へぇ~そこまでわかってるんだ?〉

クロネコは心底驚いたような顔をした。

「…いいよ。でも代わりに…母さんの事…お願い、晶お兄ちゃん。」

〈これをもって、ゲームを終了~。勝者はⅣ君~!いえーい、ドンドンパフパフ~♪さぁ、Ⅳ君?白か黒か。〉



「…その前に記憶をすべて返してもらっていいか?」

〈わかってて、推測が合ってるかどうかを確かめたい…か。ま、いいでしょ。返してあげる。キミの全てを。〉


クロネコが何か一言二言言うと、俺の中に記憶が滝のように流れ込む。


その記憶の処理に追われているさなか、日向は俺に尋ねてくる。

「ねぇ…お兄ちゃん。…なんでわかったの?」

少し悔しそうに、でもなんとなくわかっていたみたいな顔の日向の頭を撫でる。

「あー…違和感があったのは呼び方、かな。俺の事はお兄ちゃんと呼ぶのにクロネコにはさん付け、あの二人は君やちゃん付けだったろ?」

嫌な予感はよく当たる。

「やっぱお兄ちゃんは日向の最高のお兄ちゃんだよ。」

そう言って日向はにっこり微笑む。



〈さぁ、改めて。選択を。〉

クロネコのその問いに対して答えようと俺は息を吸った。


…晶君と日向君。できることならハッピーエンドに行ってほしい。

クロネコの近くにいる二人がやかましそう。

主にⅤちゃん。

あの子そのまま育ったらきっと結婚できなさs((

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