開催と再開
とてつもなく寒いです。
皆さんは半袖で寝ないでくださいね。
風邪ひきます。
それでは続きを。
コンコン、とノックの音が部屋に響く。
「あの…申し訳ありませんが、起きて頂けますか?」
「…。」
正直、行きたくない。
とてつもなく嫌な予感がする。
(なんだ…?この嫌な予感。)
まぁでも…これから死ぬかもしれないのなら…嫌な予感はして当然といえば当然なのだろう。
いや、死ぬというよりは消えるといったほうが正しいのか。
コンコン、コンコン。
「起きて下さい。」
そういえば…黒巫女は役職名のようなもので複数人いるようだった(案内をした黒巫女と、食堂を見張る黒巫女は別人)が、ならばあの…権限を与えられた与えられてないというやり取りは何だったのだろうか。
(もしかしたら…あの黒巫女は…クロネコよりも上位の…。)
思考をめぐらせようとしたその時。
ガチャ。
「ねぇ~起きてるなら起きてるってゆってよ~ゲームはじめられないでしょ、Ⅳ君~。」
扉が開いた。部屋の中に入ってきたのはクロネコ。
なんでこいつがここにいるんだ、と言わんばかりに睨みつけるとクロネコはやれやれと肩をすくめる。
「なんか言いたげだね?んー、なんでボクがここにいるか、とかかな?」
無言で頷くと、クロネコははぁ…とため息をつく。
「ボクはあくまで審判なの。ゲーム参加者がいなきゃ審判の仕事もできないでしょ~?なーにゆってんのさホントに~。」
そう言ってニヤリとクロネコは笑った。
クロネコと黒巫女、俺とⅤ、Ⅵ。その五人であの真っ白い部屋に、向かう。
Ⅴはめちゃくちゃに暴れたようだが、クロネコに何かをされたのか、突然おとなしくなり、Ⅵと俺も同様、手足が勝手に動く。
やはり何か。特別な力が働いてるらしく逆らうことは無理らしい。
そうこうしてるうちに、会場へとついてしまった。
パンっと黒巫女が手を打つと、途端に騒ぎ出すⅤ。
「な!?え、ここどこ!?というかいつの間にこんなところに来たのよ私…!?」
Ⅵは冷静に分析する。
「ここは…まぁ多分はじめに居た部屋だろう。それより…歩かされていた間、意識もなかったのか、Ⅴは。」
「意識はあったよ。ただ自我をボクが押さえ込んでいたから記憶としてはあまり残ってはないだろうけどね?…だってうるさいんだもん、こいつ。」
そう言って、クロネコは少し苛立った様子でジト目をする。
俺は、気になっていた事を1つ聞く事にする。
できればこのクロネコとかいう不気味なやつと話したくもないのだが。
「クロネコ。Ⅲのゲームの前、不正がないかどうかをチェックする為にお前は俺を呼んだと黒巫女から説明された。だが二人も必要なのか?前回、そして前々回も一人ずつだったんだろう?」
俺がそう言うと、クロネコはニヤリと笑う。
「さっすがⅣ君~。あったまいい~!…って、言いたいとこなんだけどさ?まぁキミのゲームには関係ない話だし、キミは気にしなくていいの。じゃあ、はじめるから入ってきてー日向君?」
ゲームが行われるであろう扉の奥からひょっこり顔を出したのは、子供。
昨日あった、あの子供だった。
やっぱり。
やっぱり即フラグ回収~。
日向君とかの立ち絵も描きたいなー。
そしてそろそろホントに更新できそうだなぁ
早くこの作業終わらせねば。