Ⅳの少年
なんでこの話、こんなに長く続いてるんだろ?
初めこれただの嘘企画だったよね…???
あれ???
…
とにかくⅣ章へ進みましょう。
「ねぇ、ほんとにそうすれば…〇〇ちゃんは××かるの?」
彼はボクに問う。
「そうだね。でもね〇〇ちゃんは今とても大変な状況なんだ。だから、キミが×けるんだ。…キミの△を犠牲にしても。それがキミにできるかい?」
ボクは、少し彼を怖がらせようとそういった。
彼は少し怯えていたように見えたけれど、すぐに答えた。
「いいよ、僕…〇〇ちゃんを××けたい」
わかったとゆってボクは彼の頭を撫でた。
ゲームが終わった。
それだけはわかった。何故ならその部屋からルームマスターが出てきたからだ。
ただ、ゲームというにはⅢとルームマスターはただ話をしていただけのように思えた。
会話は聞こえない為、俺には何を話していたかわからないが。
扉から出てきた彼はこちらを一瞥し、クロネコや黒巫女に話しかけた。
「いやー、ありがとうなーホンマ。おかげでいい…【ゲーム】ができたわぁ~。」
ヘラヘラと笑うルームマスター。けれど目が少しだけ赤いような気がする。気のせいだろうか。
「海は元気だねー…。ボク、キミのテンションについていけないよ…。」
呆れた表情を浮かべるクロネコと黒巫女。
それを特に気にもせずルームマスターはヘラヘラ笑う。
「元気だけが取り柄やからな!…ほな、俺の仕事は終わったんやし部屋に帰るわ~。おつかれさん~。」
ひらひらと手を振ってルームマスターは去っていった。
「あー…。じゃあ…これで今日の仕事は終わりでいいよね、黒巫女?」
クロネコが少し疲れた表情をみせる。
「はい、お疲れ様でした。」
黒巫女は事務的な口調で答える。
「じゃあ、後はよろしくね~。バイバイ、Ⅳ君。」
そう言ってフラフラとした足取りでクロネコはどこかへ消えていった。
そして俺は、黒巫女に連れられ食堂に戻った。
食堂へと戻ったのち、「各々明日のゲームに支障が出ないように早めに寝るようにしてください」と言いつけて、黒巫女は居なくなった。
それを見計らかったかのようにⅥの少年が話を始めた。
「ⅩⅡはまだ出てこないのか?」
どうやら、ⅩⅡの少女は俺が連れていかれた後、具合が悪いとゆって部屋に引き篭もってしまったらしい。
少し心配になったが、それより先にここから出る為に話し合った方がいいだろう。
「まぁ…いい。ところでⅦやⅨは…あいつらも部屋に引き篭もったのか。」
Ⅵの少年がため息をつく。
「まぁいいじゃない。あんな奴らほっとけば。」
そういって、Ⅴはふいっとそっぽをむいた。
するとどこかでガチャリと音がして、そちらを向くとⅨの少女が出てきたところだった。
「ふぁ~。皆おはよぉ…。」
どうやら今起きたらしいⅨの少女はふぁ…とあくびをひとつ。
「…お前、ゲーム始まってすぐ寝てなかったか?」
俺がそう聞くと、Ⅸの少女はきょとんとした目をした後、ふいに笑い出す。
「え、うん!何当たり前の事聞いてるのー?」
「あんた、今の状況わかってる!?」
Vの少女が食ってかかると、Ⅸの少女はまた笑う。
「え、誘拐されたんでしょ私達?でもさー記憶ないんだもんホントかどうかわかんないじゃんー???それに眠たいなら寝てもいいじゃん。べっつにさー。」
よく喋るな、こいつ。
朝、食堂にいたときは特に話していたような記憶がない。
いや、そもそも外が朝か夜かなんてわからないんだが。
「あんたねぇ…!!」
「まぁまぁ。そんな事よりも、だ。情報収集が何より先だ。」
Ⅴの少女をなだめて、Ⅵの少年は続ける。
「他の奴が帰ってきていない以上、連れていかれた先の事はお前しかそれを知り得ない。話してくれるか、Ⅳ。」
俺はコクリと頷くと、見たものすべてを話した。
視点を切り替えるたびに、一度記憶喪失にならないといけないのがしんどいですねぇ
ここはこうでこうでこう!!って書いたらつまんないから視点視点で記憶喪失に…。
ワタシハダレ?
ココハドコ?