屈託 後編
残酷なのは、神なのかクロネコなのか
それよりも真実なのでは…なんて思ったりもします。
…なんて厨ニっぽくゆってみました!
さてさて本編へどうぞどうぞ!
海の視線はすぅっとまっすぐモニターを捉える。
モニターに映る、クロネコを。
〈あっははーそういうこと?いいね、もっとわかりやすい。あーでも根本に関わるルール改変は僕にはできないんだけどね?黒巫女次第。〉
なんの話をしている…?
ルール改変?
何やそれ。
〈承知致しました。全てを話したルームマスター様にのみ、私達が特別にルール項目を追加しましょう。私達の主は寛大な御方です。神に感謝しなさい。〉
なんの話や…?
「おおきに…神様。」
困惑する私に海は笑いかけ、そして頭を撫でた。
なんだかとても懐かしい匂いがした。
海の話してくれた話は、よくあるつまらない話だったけれど、うちはそれを聞いて涙を流した。
走馬灯のように蘇る記憶に包まれて…うちの意識はゆっくりと薄れていく。
「すまんなぁ」
そんな声がかすかに脳内に聞こえた気がした。
うちの目の前にいる海の顔は…約束をすっぽかしたときみたいに笑っていたけれど、頬を伝うなにかがきらきらと光っているように見えた。
「…様。耐えて下さい。」
黒巫女の無機質な声。
痛い…。手の指先の方からじわじわと壊死していく…そんな痛み。
こんな痛みに耐えられるわけ無いだろうと黒巫女に訴えると、黒巫女はかすかに笑う。
「…様とクロネコ様が始めたことですから。それに我らが主に逆らった罰です。後数日は持ち堪えて下さいね?主様は見ておられます。」
クロネコは…関係ないからと言うと黒巫女はあっさりと認め私に謝罪する。
「そうでしたね、彼はあなたに利用されただけ…でしたね。申し訳ありません。」
彼は私を知らない。
いや、覚えていない。
これは罰。
でも仕方ない…か。
でも、終わるまでは…死ねない。
そう答えると、黒巫女はその言葉に満足したのか、別の部屋に行ってしまった。
ー第Ⅲ章 Endー
海とⅢ。どちらも似たような訛りでしたね。
わかりづらかったかも?
もし、そんな方がいればごめんなさい。
関西人ではないので関西人の方言には疎いのです。
…つまりあの二人は似非関西z((