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風の便り  作者: 水谷一志
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彼女の夢 七

 ―来たるライブ当日。その日は俺たちの集客努力が功を奏してか、たくさんの西高生、北高生が集まっていた。

 そしてざわついていた会場も、風花の登場と共に静まりかえる。

 あと、俺たちはこの日のためにお互いの高校の演劇部などと相談し、当日の音響、照明などをどうするか話し合っていた。 

 また、衣装は風花の方で全部用意するとのことで、俺たちはその衣装も楽しみにしていた。

 そして俺、宏樹、和馬、奈子ちゃん、遥ちゃんの6人は、当日の補佐をすることになっている。

 まあそんなわけで、俺たちはステージ横に待機し、ライブの様子を見るというわけだ。

 そして、ステージ衣装に着替えて現れた風花は…、

 とってもかわいい、の一言だ。

 まず衣装の方であるが、白基調のものに、ピンクの襟とスカート、という出で立ちであった。

 そしてそこに現れた風花は、俺の知らない「アイドルとしてのオーラ」を、身にまとっているようで…。

 俺は今まで「風花の願いを叶える代わりに、風花の秘密を教えてもらう。」というゲームを通して、いろんな表情の風花を見てきた。それは、思いっきり笑ったり、時には泣いたり怒ったり、そして切なそうな表情になったり―。

 しかし今現れた風花は、そのどれとも違う、「華やかさ」に満ち溢れているように思われた。

 

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