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風の便り  作者: 水谷一志
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最後の秘密 二十

 「俺も風花のことが好きだ。俺たちの出逢いは、最初は偶然だったかもしれない。でも、そんな偶然が俺たちを結びつけて、今では強い絆になっていると思う。

 それに…これは言ってなかったけど、俺、実は医学部目指してるんだ。でもそれは、単に親が医者でその跡をつがなきゃいけないっていう理由で…。

 でも俺決めた!今決めた!俺、頑張って医学部受ける!それで、眼科医になって、風花の目の病気、俺が治す!

 だから風花には、俺の側にいて欲しい。ずっと側にいて欲しい。それで、今度は秘密がなくても、風花の願いを叶えるから…!」

「ありがとう、正人…。」 

そう言って風花が笑う。そして、俺はそっと風花に近づく。風花の涙はまだ流れているが、その笑顔は作られたものではない、俺はそんな風に感じた。

 そして、俺は風花を優しく抱き寄せた。


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