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風の便り  作者: 水谷一志
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最後の秘密 十七

 「…どうした?」

俺はその違和感を抱えながら、風花にそう言う。

 「今日はあたしの願いを叶えてくれて、どうもありがとうございます!

 …というわけで、あたしの秘密を1つ、正人に教えます!」

「ああそれか。」

しかし、尚も風花からの違和感を俺は拭えない。

 …そしてそこで、風花が涙目になっていることに、俺は気づく。

 今まで暗くなってきたせいか風花の表情をはっきり見ることができず、またバカ話をしていたせいかそこまで風花をしっかり見ていなかったが、風花は何かを言おうとしている。

 そして風花は深呼吸をした後、ゆっくりとした口調で語り始めた。

 「正人、もしかしたらこれが最後の秘密になるかもしれない。

 でも、聞いてね。

 実はあたし、もう少ししたら…、

 目が見えなくなるのです。」

「…えっ!?」

風花は、俺の予想していなかったことを、俺に言う。

 

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