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風の便り  作者: 水谷一志
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最後の秘密 十三

  「何よ~!みんなあたしには無理、って思ったでしょ?」

「いや、そうは思ってねえけど…。」

俺は即座にフォローする。

「それとねあたし、歌とかダンスとかのレッスン受けてるんだよ!

 これでも真剣に、アイドルになるために頑張ってるんだから!

 オーディション探したりとかも、ね!」

「そっか~でも風花ちゃんかわいいし、いけるんじゃね?」

そう言ったのは宏樹だ。

「和馬もそう思うよな?」

「そうだね!」

「あと、今のうちに風花ちゃんのサイン、もらっとかなきゃな!」

そう宏樹は言い、みんなは笑った。

 

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