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風の便り  作者: 水谷一志
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最後の秘密 七

 そしてその日の夜、俺は風花と電話で打ち合わせをする。

 「了解!こっちもあたしを入れて3人集まってくれるらしいから、人数はピッタリだね!」

 そう言う風花の声からは、会を楽しみにしている様子がガンガン伝わってくる。

 「それでだけど…、

 みんなで集まったら、ちょっと季節は過ぎちゃったけどバーベキューしない?

 ちょうど前に2人で行った観覧車の近くにバーベキューできるスペース、あったよね?」

「おっ楽しそうじゃん!10月って言ってもまだまだ暑いし、楽しいと思うよ!

 場所もそこでオッケー!」

「あとあたし、家がバーベキュー好きで道具とかいっぱい持ってるから、その辺は心配しなくていいよ!」

「了解であります!

 じゃ、当日また逢おうな!」

「うん、楽しみにしてるね!」

 俺たちはその後も打ち合わせと題したバカ話をして、その日は電話を終えた。


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