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落としたスマホ 四
そんな精神状態の中、俺は高3、受験生になった。
すると、周りの友達、クラスメイトたちは、今までチャラチャラ遊んでいたヤツも、
「俺、今日塾があるんだよね。」
また、
「今日は塾の自習室で勉強しよっかな。」
…など、「勉強」、「受験」モードに入っていく。
(その辺り、特にチャラいヤツまでもが勉強を真剣にしだす辺りは、さすが進学校だなと思う。)
…しかし、俺はそのモードになじめない。
もちろん、俺は塾に高1の時から通っている。しかし塾の成績も学校でのそれと同じくイマイチで、俺はそこでも「劣等感」というモンスターに心を食い荒らされそうになっていた。…というより既に食い荒らされていた。