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風の便り  作者: 水谷一志
28/71

海の見える観覧車 十二

  その写真は…、

「ええっ、ってか風花、顔変わりすぎじゃね!?」

「そうかなあ…。」

そこには黒髪で、ショートカットの少女が写りこんでいた。

 風花の今の姿は茶髪のロングヘアーで、さらに化粧も濃い。それと比べると…、

 「女の子って、髪型や化粧で変わるもんだな…。」

「そうだね…あたし、かわいくなったでしょ!?」

「いやまあ…。」

 …正直に話そう。今の風花もきれいな雰囲気だが、写真の、黒髪ショートで化粧をしていない風花も、「美少女」という感じがしてかわいい…と俺は不覚にも思ってしまった。

 「ああ~その表情、『今も昔もかわいい。』って書いてあるよ!」

「…は?

 バ…バカ!そんなこと思ってねえし!」

「ホントに~!」

俺が風花の対応に四苦八苦していると、風花はさらに笑う。

 「でもよく見ると、目の辺りとか鼻筋とか、面影はあるような気がするけどな。」

「まあそんなもんかもね。

 じゃあそろそろ行こっか!」

「そうだな!」

そう言って、俺たちは観覧車を後にした。

 

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