表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
風の便り  作者: 水谷一志
24/71

海の見える観覧車 八

 その観覧車に乗る時、外にはきれいな夕焼けが見えていた。

そして、俺たちは観覧車に乗る。

 「わあ~きれい!

 こうやって観覧車に乗って、高い所から夕焼け見るともっときれいだね!」

「確かに…。」

俺は、風花に同意する。

 「それでだけど…、さっき言った風の話の続きね!

 あたしの願い、叶えてくれる?」

「OK!願いって何だ?」

そう俺が言うと彼女は、

 「じゃああたしと一緒に、自撮り写真撮ってくれる?」

と言う。

「何だ、そんなことか。

 いいよ!」

「ありがとう!」

そうして、俺たちは夕焼けをバックに記念の自撮り写真を撮る。

 「わあ~きれいに撮れたね!

 ってかあたし、かわいい!?」

「…ってかそれは自分では言わねえよ普通!」「ありがとう、否定しないんだね!」

「いやいや…。」

そのやりとりにおかしくなって、俺たちはまた、笑った。

 「それでだけど…、正人を風に例えると何か、って話だったよね?」

「そう…だな。」

「では発表します!

 それは…台風300号!なんちゃって!」

「…は?

 おいおい何だよそれ!」

「ウソウソ!ちゃんと真剣に考えてるからね!

 本当の答えは…秋風、かな?」 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ