ろっ君誕生
寝る子は育つ
最近スライムになって超怖かった、3日間寝てない
「うわ!てんちょー、すごいクマができてますよ。大丈夫ですか?」
「見りゃわかる、限界だ。」
俺の所持する妖刀には呪いがかかっており血を吸いすぎると、俺がスライムになる恐ろしい能力。
「鎮静魔法でも使います?」
「あ、ああ頼むよ。」
バタッ、流石に限界で倒れ込んだ、したら今度は3日間寝続けた。
「はぁーよく寝た。」
「おはようございます、と言っても夕方ですけどね。」
「なんか依頼は来たか?」
「定休日にしておきました。」
「ああ、うん。」ああステーキ食べたいな、買い出し行くか
「よし、食材買いに行くぞ、なにが食べたい?」
「ステーキがいいです。」
「お、奇遇だな、今日はステーキだ。」
まあまあ高い肉を買ってステーキにした、超美味かった。
寝るか
翌朝
「そろそろ復帰するか、ミカド、定休日の張り紙剥がしてきて······ミカド?どっか行ったのかな?」
バタッ、何かが倒れる音がした、するとミカドが倒れていた。
「おいミカド!大丈夫か?誰にやられた?」
「くっ、ステーキが」
「毒でも入っていたのか!?俺は入れてないぞ!」
「ステーキが美味しすぎて、ガクッ」
はあ!?
あーどうしようかな?ミカドは倒れちまったし。
グラッ、突然大きな揺れを感じた、一体なんだ?すると、前持ち帰ってきた卵が強く光っていて、今にも孵化しそうだ。
そして卵はバキバキ音をたてながら爆発する様に殻が弾け飛んだ
「うわっ!痛え、離れろ!」
俺はよう分からん小さなドラゴンに頭を噛まれていた。
「パギャーー!」 変な鳴き声のドラゴンだな。
「よーしいい子だ名前を付けてやろう、うーん······決めた!
お前の名前は、ラグナろっ君、略してろっ君だ!」
するとろっ君は笑った「パギャー!」
「おはようございます、てんちょー」
「ああおはよう、見ろよ!」
「なんですかそれわ?」
「ろっ君だよ、ラグナロクドラゴンの子供だ。」
「どーするんですかそれ。」
「育てるが?」
「本当に変わったもの好きですね。」
「ほーれ肉だぞー。」
ろっ君はうちのペットになりました。
「なんか最近の依頼は簡単すぎるなー。」
「難しすぎても困りますけど。」
「頼もー!」 お、何だ何だ?
「メケヤサ王国政府のものだが。」
え、俺なんかしたかな?
ちなみにリュウキの住む町の名前は、ゆやの市
と、言います