あたしG☆E☆I
ゲイ。それがアタシの名前。。。カレがいたのに屈強な男たちに潮を噴かされて…
2014年 12月03日 16時20分投稿を再掲します。
あたしの名前わG☆E☆I。
トビウオも跳ね踊る十七歳☆
カレに名付けてもらったこの名前。あたし大好き☆ でも。。。カレの方が好き☆ ずっとずっと一緒だよ☆
アタシもカレも海が大好き。。。 出会ったのも海だったの。これって運命なのかナ。。。???
でも。
もう会えないの。カレとわ・・・。
一夜だけの出会いだった。
でも悲しくなんかない。海で泳いで、カレとの思い出をかみしめるの。
アタシわ、海で泳ぐ。
広い海。青い海。青い空☆
自由。自由。
深くもぐって、波にもまれて。
そうしているうちに、筋肉まみれの男たちがアタシのまわりに来た。あっち行ってよ。アタシにはカレしか・・・・
違う!
カレとわ・・・
これ、運命?
男がアタシに棒を投げつける。痛い。痛い。なんでこんなことするの? そんなにアタシがにくいの?
男たちはアタシに棒をどんどん投げる。アタシの体は棒まみれ。男たちはみんな白いふんどし。
あん
あん
あん
だめよ!
そんなに激しく・・・・
いっちゃう!!
アタシは潮をふいた・・・
「潮を噴いたぞ! 身をよじった! 乳が見えたぞ!」
「もぐらせるな! もっと打ち込め!」
船の上で屈強な男たちは怒号をあびせた。
「逃すなよ!」
そのうちの一人が言った。
「おい、あいつ泣いていないか」
別の一人が答えた。
「これだけ銛を打ち込まれたんだ。鯨だって痛いんだろ」
「そうなのか。まあこれだけの漁師に囲まれちゃな」
「それよりやつは昨日しとめたやつの連れかな。ほら、昨日のやつはオスで、今日のはメスじゃないか」