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登場人物

登場人物達の紹介です。彼らをより良く知っていただこうと作者が勝手気ままに書いたもの。ネタバレ要素は含んでおりません。まだ登場していない人物も少しばかり入っていますが、後々登場する予定です。

ほんの参考ばかりにどうぞ。


◎チャールズ

(チャールズ・トールキン)


本作の主人公。

ぶらりと訪れた郊外で思わず赤子を拾った張本人。

愛称はチャーリー。


~容姿~

髪は藍色、瞳の色は透き通る金。一般的な男性の背丈より高く、頭一個分が突き出る程の身長を持つ。無口で無愛想なため、突っ立っていると他人に威圧感を与えてしまう。髪は長く、前髪は瞳を隠すほどに伸びるまでいつも放置している。


~性格~

あまり会話は好きではなく、口下手と言える。いつも身にまとう陰気で冷徹感漂う雰囲気によって、周りから恐れられ遠巻きにされがちだが、何かと間抜けな部分もあり、第一印象でかなり損をしている。


人の悪口を言わない事と慈悲深く、情に脆い一面があるのが、彼の特徴である。

最初の頃には小言を言っていた赤子の世話も、最終的には大層愛情をかけて育て上げた。


主にボケ担当である。


得意料理は、祖母から教わった煮込み料理。料理、洗濯など一通りのことは出来る。


~職業~

二人いる現職魔法使いの内、二番目の王宮魔法使い。二番目であるため、普段仕事はあまりなく、書類の片付けや研究に勤しむが、彼の場合は大抵気ままに他国を放浪していることが多い。そのため、肝心なときに居らず、音信不通となって周りが大層困ることとなる。


~好き嫌い~

好き嫌いが極端であるが、それほど好き嫌いは多くないよう。ひと手間加えた家庭料理が好きな他、果物も好んで食べる。煙草と機械類(特に船と蒸気機関車、車)が大嫌い。生物と掃除はあまり好きではない。


~家族構成~

母子家庭であるために父親の消息は不明。祖母ジェシカに引き取られてからは、二人っきりで暮らしていた。現在は、娘のジェシカと都市部に暮らす。


~交友関係~

何かと口を出してくる右隣に住むラスキン夫人が苦手。エドマンドとは古くからの付き合いで、彼が軽口や気さくに会話を出来る数少ない友人である。


~生い立ち、その他~

母親、女性不信である。物心ついたときから父親は居らず、七歳まで母親と母子家庭で育つ。しかし、酒に溺れ、暴力を振るう人であったから、祖母である先代の魔女にすぐに引き取られた。

その後遺症からか、自分から女性に近づかない。



~由来~

チャールズは、代表的なイギリスの王様の名前から拝借。(愛称好きな作者が好きな男性の名前から)

トールキンは、彼の有名な『指輪物語』を作り出した作者のJ・R・R・トールキンより尊敬の念を込めて拝借。

紳士の国、イギリスに相応しいような男性になってくれたらいいなと思ったものの、なかなかの曲者に育ってくれました。



◎ジェシカ

(ジェシカ・トールキン)


本作のもう一人の主人公。

チャールズの養い子。

赤子の頃に彼に拾われた。

愛称はジェシー。


~容姿~

金髪に茶色の瞳を持つ。

華奢な身体付きで、一般的な女性の背丈を持つ。癖のない髪を肩下ほどに伸ばしている。


~性格~

お転婆でよく動き回り、常に元気一杯。唯一の家族であるチャールズが大好き。我が儘も言うが、笑顔がよく似合う素直な少女である。好奇心が旺盛であり、誰とでも直ぐに仲良くなるが、父であるチャールズの悪口などを言う人物には容赦なくしっぺ返しをし、きつく当たって許さない。男の子を平気で泣かすこともあるほど、気のキツイ性格の一面を見せる時がある。


~職業~

学生。市と国が運営する一般的な学校に通う。

成績はまずまずであるが、基本的に勉強は好きではない様子。


~好き嫌い~

大抵のものは好んで食べるが、チャールズの作るお手製の料理が大好き。

机にかじりついてする勉強はあまり好きではない。泳ぎは下手で、金槌。


~家族構成~

養父であるチャールズと都市部にある住宅街に住む。


~交友関係~

いつも大抵は笑顔で人と接するため、よく物をタダで貰うことが多い。

友達は多く、歳に関係なく幅広い友人を持つ。


~生い立ち、その他~

生まれて直ぐに捨てられ、チャールズに育てられたことで、彼に絶対の信頼と思いを寄せる。本人の部屋は常にぬいぐるみや様々な物で溢れている。


ジェシカという名はチャールズの祖母、ジェシカ・トールキンより命名。


~由来~

苗字を先に考えた結果、彼女が自分で選んだように、不意に頭に浮かんだお名前。愛称がチャーリーと揃うようにと考えました。



◎エドマンド

(エドマンド・ヘンシェル)


主要登場人物の一人。

赤子を育てるように言い渡した張本人。

愛称はエド。


~容姿~

男性の中で極一般的な身長を持つ。柔らかな赤毛と緑色の瞳が特徴的。身なりには常に気を配り、紳士たる服をしている。


~性格~

あっけらかんとした性格で、誰に対しても陽気な紳士として第一印象に映る。しかし、頭の回転は大層早く、かなりの策士である。やや子供じみた口調で喋るが、チャールズといるときは母親が息子を窘めるような口調が多い。主にツッコミ担当であるが、まれにボケることもある。しかし、誰もツッコんでくれないためほとんどツッコミを担当している。

風呂が極端に長い。


~好き嫌い~

隣国に住む幼なじみのヴィクトリアが馬並みに嫌い。チャールズの煮込み料理に目がなく、女性との会話と同様なぐらい好き。


~家族構成~

現国王である親馬鹿なジョージと筋肉馬鹿なジャスパー。足の悪い義姉テレサ、やんちゃな甥っフランツとロバート、本好きで温和しい年の離れたヘンリーがいる。母であった王妃は、ヘンリーを産んで間もなく亡くなった。


~交友関係~

チャールズとは古い付き合いで、彼の姉さん女房役。彼に対しては、何かと構いたがり、世話を焼く。

どんな女性に対しても優しく接するが、そのために相手に余計な恋心を抱かせる事が多い。交友関係ではチャールズ以外で女性が圧倒的に多いため、女たらしとして噂されるほどである。


~その他、生い立ち~

よくチャールズの家に入り浸る友人だが、実は王族の一人である。現国王の第二王子として生まれるが、五歳の時に成人を迎えたら継承権を放棄すると高らかに親戚達の前で宣言して、周りを驚愕させた。現在は、亡き王妃の実家であるヘンシェル公爵を名乗る。

親バカな父王と筋肉馬鹿な兄の補佐という名目で仕事を任されており、時にはチャールズへの連絡係として駆り出されるなど、多忙な毎日を送っている。


~由来~

最初は、エドワードと言う名を考えていましたが、本人が嫌だと言ったので。エドマンドは、イングランドの王様の名前から。


ちなみに、彼の父ジョージの名とヘンリーの名前はイギリスの王族方のお名前から。

ジャスパーは、英語で碧玉を表す言葉。彼らの苗字であるキャロルは、『不思議の国のアリス』の作者、ルイス・キャロルより。



・・その他の登場人物・・


◎ラスキン夫人

(マリン・ラスキン)


通称“お隣のラスキン夫人”。

チャールズの家の隣に住むご婦人。

愛称はマリー。マリーばあさん。


~容姿~

柔らかな茶色の髪をきっちりと結い上げて、活発そうな赤い瞳を持つ。いつも少々時代遅れの地味な服を好んで着ている。真っ直ぐに姿勢を正して歩く姿が印象的。


~性格~

はっきりと物事を言う夫人で、不規則な生活をしているチャールズによく小言を言っては私生活に干渉している。曲がったことが大嫌いで、教師であった頃の名残からか、厳しい物言いをすることがある。

そのため、一部の人からは迷惑がられる類型ではあるが、全てその人のためを思っての行動であって、心根は人を思いやる優しい女性だ。


~家族構成~

亡きアドルフと三人の息子。長男は市内に住み、次男は郊外で医者をやっている。三男ジョーは南で農家を営んでいる。


~職業~

長年、近所の小学校で教鞭をとっていた。


~交友関係~

よくチャールズの家に入り浸るエドマンドと仲が良く、ジェシカを良く可愛がっている。


~由来~

名字であるラスキンは、すんなりとエドマンドが口に出してくれたために命名、特にこれといった思いは込めていません。マリンは、英語のmarine(海)から。



◎ヴィクトリア・ブラウン


チャールズ、エドマンドの幼なじみ。

愛称はヴィア。


~容姿~

艶やかな焦げ茶色の長い髪と澄んだ青い瞳を持つ。

常に流行の服をまとい、お洒落には敏感な女性。同性からも憧れの視線を受けるほどの体型と顔つきで、婦人の見本や理想とされるかなり美人である。背はそれほど高くはないが、いつも踵に高さがある靴を履くために身長があるほうだと誤解されやすい。


~性格~

やや…強引で、思ったことは口にしてしまう性格のため、エドマンドとはよく喧嘩になる。無自覚で人を振り回す傾向があるが、その割に素直になれずに影で落ち込むという面もある。随分昔のことでさえ引っ張り出すらしく、以外に執念深い。自己主張が激しく、自信家であるとも言える。


~家族構成~

チャールズやエドマンドが住む国の北側に佇む、隣国の王の姪っ子。両親は健在、一人っ子である。


~交友関係~

父の仕事の都合でやってきた際に、エドマンドとチャールズと友達になった様子。しかし、顔を合わす度何かと言い争いをするエドマンドよりは、チャールズとの方が仲が良いようである。ただし、過剰なるお節介は迷惑しているよう。


~由来~

ヴィクトリアは、有名な女王様の名前より。姓のブラウンは、彼女の髪が焦げ茶色になったため。



◎ピーター


チャールズの助手。苗字は不明。エドマンドからは、『ひ弱なチャールズの助手』と呼ばれている。


~容姿~

癖のある小麦色の髪を櫛で撫でつけた髪型をし、耳が隠れるほどの長さである。淡い青の瞳と小さな茶色の眼鏡が特徴的。ひょろりとした若い青年である。


~性格~

体型だけでなく、性格も頼りがいがない気弱な性格をしている。何もない平らな場所で派手に転び、数枚の書類を抱えるだけでふらつく体力と注意力を持つ。


~その他~

派手に散らかるチャールズの部屋で常に転んで更に酷く散らかすという無意味なことをしており、穏やかな風に吹かれて吹っ飛ぶほどのひ弱っぷりである。猫が大嫌いで、すり寄られるだけで失神する。

チャールズの使いであちらこちに出現するが、彼自身は魔法が使えない、聞かない体質であり、そのことを常に嘆いている。『チャールズのひ弱な助手』として幅広い人々に知られている。


◎ポール・J・ルイス

(ポール・ジェイムズ・ルイス)


主要登場人物の一人。

ポールと呼ばれ、幅広い人々に慕われている。


~容姿~

美しい金髪の短髪に焦げ茶色の瞳を持つ。常に清潔感溢れる黒の外套を纏い、すらりとした長身の男性。魔法使いという職業柄、常に頭に覆いを被っているために彼の素顔を知る人物は極僅かである。


~性格~

人柄が良く社交的な人物で、王からの信頼も厚いため幅広い人に慕われている。温厚で心が広いため、めったなことでは怒らない。


~その他~

仕事をこなすのが早く、チャールズの仕事の分までも片付けてしまう。チャールズとエドマンド、ヴィクトリアの小さい頃から知っているため、気さくに話をする間柄。特にチャールズは彼を兄のように慕っている。

社交的ではあるが、私生活ではめったに人付き合いをしないため、彼の私生活は謎に包まれている。ジャスパーとは考え方の違い故に余り仲がよろしくない様子。


チャールズ達より数歳年上。


~由来~

ポールは、イギリスを代表する有名な音楽家の名前から。ルイスは『ナルニア国物語』の作者、C.S.ルイスより。


◎ヘンリー・キャロル


エドマンドの歳の離れた弟。現国王ジョージの三人目の息子。


~容姿~

柔らかな赤毛を無造作に伸ばしており、その長さは肩がつくほどであるから、よく女の子と間違われる。淡い緑の瞳を持つやや背の低い少年。


~性格~

三人兄弟の中で一番歳が離れているせいか、自分だけの世界観を持つ変わった人物。毎日本ばかりを読む、物静かで温和しい性格をしている。口数は少なく、喧嘩事を嫌う。病気がちで外で遊びことが出来ないために、武術に愛でた長兄と頭が切れる次兄に劣等感を持って育った。


~その他~

旅行などにも行くことが出来ないため、いろいろな場所に足を運んでいるチャールズの土産話を一番楽しみにしている。当然の成り行きでチャールズを慕い、次兄であるエドマンドとチャールズが喧嘩をしていればチャールズの味方をする。



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