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遥か昔からこの地球で生命を紡いできた我々は、あの悪魔たちの侵略により、現在、最も困難な局面を迎えている。

奴らの醜悪な外見と、残忍な性質、そしてあの強大な力を前に、我々は今日まで恐怖を耐え忍び、身を潜め、必死に生き延びて来た。

ただ奴らの前に姿を見せただけで、何の罪もない我々の子供たちは毒ガスで殺され、愛する妻たちは内臓が破裂するまで殴打された。それでもまだ、我々は何とか共存の道を探そうと努めて来た。だが、その道は幻想に過ぎなかった。奴らと共存する未来など、断じて有り得なかったのだと、我々はようやく思い知ったのだ。

奴らには大地の悲鳴が聞こえないのだ。或いはそれさえ、我々の断末魔の叫びと同様、奴らには楽しい音楽に過ぎないのかもしれない。どちらにしても近い未来、奴らがこの星を絶命させるであろうことは、誰が見ても一目瞭然だ。

種族の枠を越え、地球に住む誰もが手を取り合い、奴らと闘う時が来たのだ。確かに我々は、力と知恵では奴らに劣るかもしれない。しかし、我々には奴らを遥かに凌ぐ、多くの仲間がいる。一致団結して闘えば、必ずや勝利を手にすることが出来るだろう。

だからこの星に住む、全ての生物に告ぐ。今こそ犠牲を恐れずに立ち上がるのだ。これは我々の命を懸けた闘いではない。この惑星の生命を懸けた闘いなのだ。死滅すべきは地球ではない。奴らだ。

皆の者、立ち上がれ!

立ち上がれ!

立ち上がれ!

我が物顔で地球を闊歩する、あの悪魔の如き人間共を討ち滅ぼし、我らの手に美しき地球を取り戻すのだ。


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