表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩集:銃出すプリースト

銃出すプリースト

作者: 歌川 詩季

 へりくつぅ!

 戒律で禁じられるてるからと

 刃物を手にしない聖職者

 キャベツの(せん)切りさえ 包丁を使えないからって

 ヒラの信徒に刻んでもらう


 じゃあさ ケンカになったときも

 突然 刃物を抜いてくるなんてことはないだろうと

 甘く見たりすれば命取りさ

 現実世界じゃ神の奇跡による

 聖属性の法術を撃ってきたりしないかわりに

 黒光りする鉄の(かたまり)を握りしめて

 鉛玉を飛ばしてくることならあるんだから


 刃物じゃないんだから問題もないよね?

 しれっとした顔で ぶっぱなす聖職者

 刃物じゃなけりゃいいってもんじゃないだろ

 そんなあんたを神はゆるしたもうのか?

 日常生活で刃物をもちいることと

 刃物じゃないかたちで暴力をふるうこと

 どっちが罪深いことなのか ようく考えてみるといい


 まさに虚をとり(じつ)を捨てたその行為

 銃撃戦に敗れて命を落とした聖職者を

 みなは殉教者と(たた)えてくれるとでも?


 刃物をふるうことなく そのかわりに

 銃出すプリースト

 その信仰心におれはふるえあがる

 メイスならいいのか(笑)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
「今貴方に撃ったのは聖別された銀の弾丸です、そうですよ?貴方のような化物のために鋳造された特化兵器ですよ!塵は塵に灰は灰に還るのです!!!」 むしろ基本装備とかになってる世界観もありませんかね
【追記】 平野耕太の『HELLSING』 漫画は言うまでもなく、OVAはネ申イ乍 
クリント・イーストウッドが演じてそう
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ