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9話 送り主判明?

 教室のドアをスライドさせる。

「なんだ・・・これ?」

 女子二人が教室の中央で睨み合っていた。クライメイトたちはそれを遠巻きに見守っている。


 女子の一人はクラス一の美人のユーコだ。

 それに対峙しているのは、いつも一人机に顔を突っ伏して誰とも絡むこともなくすごしているツキシマという女子。


 ツキシマが僕に気づく。

「リコ君・・・」

 そして顔を伏せ、僕の横を駆け抜けて教室から飛び出して行ってしまう。

「ミイ! 待ちなって!」

 ユーコが叫ぶ。ミイと呼ばれたツキシマを追ってこれも飛び出して行く。そのさい僕にチラッと視線をやって。


 僕が困惑した顔で立ち尽くしていると、ケースケが近づいてきて言う。

「どうやらお前にラブレターを送ったのはツキシマみたいだな」

「どういう事?」

「よくわかんねえけど、お前が来る前にユーコとツキシマがもめててさ。ツキシマがリコのことが好きだとか、ユーコも好きなんでしょうとか言い争ってて。

 どうやらどっちかが送り主なんだけど、俺が見るにツキシマだと思うんだ」

「あの子が僕の事を・・・??」

 ユーコ。

 ツキシマミイ。


 二人の間にいったい何があったというのだろう。

 僕はどうしたらいいのか。

 その答えは意外にも数時間後にわかることになるのである。

 そして今まで語らなかった事実もあった。

 

すべてをあきらかにするために、ここで時を戻し、語り手をかえることとしよう。

この話で語り手が変わります。以後ユーコ視点。

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