学園生活1
「んじゃ。行くか」
「念のためにイエラスを教員として送りましたので安心して下さい」
「おけけ。ところで学校は軍に関係する学校?」
「はい。それも貴族がかなり多いです。ご主人は転校生として生活してもらいます。質問等は?」
「馬車?」
「車だと即ばれるので馬車です。あ!そうそう。ご主人のために銃を作りました。はい、これです」
袋に入ってるけど小さいのがよくわかる
「開けても?」
「勿論」
オープン。お!これは…
「トカレフです。正しくはトカレフを更にショートバレルにしたモデルです。命中精度は期待しないで下さい。その代わり火力は申し分ない代物となっております。あと移動しながら説明しますね」
さりげなく心を読んだな…
「弾は?」
待ってこの展開って…
「信管を2つ内蔵しており撃った時の衝撃で1つ目が起動し2つ目の信管が起動するようになり、着弾した際に2つ目の信管が起動し、中に入っている火薬の力で弾を直接破り、子弾を押し出す『榴弾』です。1つ目の信管は非常に鈍感で2つ目の信管は敏感ですので例え豆腐に当たっても子弾を撒き散らします。この弾の値段は1発で金貨1枚、それを1000発揃えました」
「パーフェクトだヨーク。つか高くね?」
1発金貨1枚とかもはや弾じゃないでしょ?
「その代わり最大貫徹力は鉄板200mmでこの世界の鎧であれば余裕で貫通します。貫通はしませんがね」
何その超兵器。まぁ、その威力であれば値段が高いのはわからなくもないが…
「ちなみに史実のトカレフと違いチェンバーに弾を入れた状態で放置しても爆発はしないのでご安心を」
そんなエピソードあったね。幸い無傷だったんだっけ?
「ありがと。では命名をしよう。この銃の名前は『T200C』で」
「由来は?」
「T=トカレフ。200=貫徹力。C=ショート。めんどいからロングが出来るまでT200で」
「流石です。こちらホルスターです。腰ではなく胸下にくるようにしました。どうせまな板でしょう?」
「当たり前だ。着いたか?」
「丁度、着きました」
「んじゃ。行ってくる」
~校舎内 廊下~
学生手帳を貰った。どうやら俺の名前は『ラート』らしい。覚えとかなきゃ。えーと…。俺のクラスは2年2組ね。ってもう見つけた。たしか前世で転校生が来たときはノックから始めてたからそれに従うか
コンコン
「ラートです。失礼します」
オープンセサミ!………オープンセサミ!………オープンセサ………開かね!
『あ!すみません。引き戸なんです!』
あ、そうなの?お!開いた開いた
「失礼します」
待って。この先生ってイエラスじゃん!
「ラートさんね。自己紹介をお願い出来るかしら」
軍人ってすげー。もうイエラスを潜入部隊に配属させようそうしよう
「はい。首都アカワラから来ましたラートです。魔力には自信があります。よろしくお願いします」
よし!陰キャ回避!
「席はそうですね…ではアッシュ君の隣でお願いします」
オイ!アッシュって帝国空軍大佐だろ!確か年齢は17だから…あ!そう言うこと。軍人で固めたな…
「よろしくな!指揮か…ラートちゃん!」
オイ!コイツ!今、指揮官っていいかけたよね?
「では休み時間にします。1時間目は体育ですので外に来て下さいね」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
うるせ!外か…。どこから行くんだろ
「ねぇ君!」
「ん?」
ウワァ…。面倒臭い系女子だ…。さりげなく取り巻きもいるし…。どの世界でも変わらないんだなー
「首都から来たのね。私も首都から来たの。どう?せっかくだから私と友達にならない?」
さぁ問題だ。ここでNOと言えば虐められる。ここでYESと言えば取り巻きになる。出来れば大人しい人がいいからNOでいいか…
「すいません。誘ってくれて嬉しいのですが貴女のような気品のある方が私のような気品皆無の人には相応しくないと思います。すいません」
よし!完璧!
「あらそう?貴女も気品があると思うのだけれどしょうがないわね。けど何かあればいつでも頼りなさいね?」
「はい。ありがとうございます」
チョロ。んで話を戻すけど外ってどうやって行くのだろう?
「外ね…」
「あの…」
「ん?」
大人しそうな子来たーーー!!!
「その…私でよければ…案内を…します…けど………すみません…」
+怖がりかーい!
「ありがとう。案内してもらえる?あと私なら別に限度さえ守ってくれれば怒らないから謝らなくてもいいよ?」
「はい…すみません…」
こりゃなげーわ
今回登場したT200は実在しないし弾も実在しないと思います。いつも通り友達にあると思って自慢しないで下さい




