戦争編2の10.終戦って意外と早い
~とにかく黒い部屋~
あ、痛い…ってまたこの部屋かよ…
「久しぶりね」
「あ!イエラスのお母さん!」
「どこのガキよ。んで?どうする?神になるか天国と言う名の収容所に入れられるか」
「選択肢が増えたけど言い方的にやだ。あと俺には復活すると言う選択肢もある」
「えぇ。そうね」
あれ?意外と素直
「ところで貴方、まだ独身?」
「なんの質問だよ…。まぁそうだけど」
「ならイエラスとお見合」
「皆!俺、天国と言う名の収容所に行くわ!」
「待って待って。悪かったから。いやね?あの子もいい年じゃない?なのに男を探さないからね。いっそのこと知り合いの貴方に頼もうと思って」
「振られたら気まずくなるわ!取り合えず5億年後くらいに返事するから早く帰らせろ」
「本当!?5億年なんて短いわ!いってらっしゃい!」
そういやコイツ、神だったわ
~アカワラ城 立ち入り禁止と部屋~
クローンってここに置いてたのかよ!道理で見つからない訳だ。取り合えず指令部に言って報告でも聞くか
ガチャ
ん?
「あ!今日助さん!起きたのですね!」
「え?起きた?」
「あれから10日も寝てたのですよ!本当に心配しましたよ!」
「わかった!わかったから抱き付くな!熱い!当たってる!離れろ!」
危ない。もう少しで今日助jrが暴れるところだったぜ☆
「あ!ご主人。起きましたか。説明を致しますので少々お待ちを」
「それは有難いんだがなぜ紙芝居?」
~ヨーク読み聞かせ中~
「つまり俺が一時的に死んだ後、首都が陥落して氷は降伏を受け入れて俺達の勝利になった。んで俺が居なきゃ講話会議が出来ないから今は無政府状態な訳ね」
「僕の7日の苦労を一瞬で潰さないでもらえます?」
「最終的な死傷者は?」
「こちらが0。相手が市民含めて4万人となります」
圧倒的格差!
「ありがと。氷に伝えろ。『アカワラは氷とその同盟国の社会復帰を手伝う植民地にもしない。その代わり政治関連はそちら側が全てをやれ』ってね」
「優しいんですね」
「面倒なだけだ」
「感動を返して下さい」
~5日後~
ヨークって凄いね。リハビリ無しで動けるよ。しかもこの体は俺の細胞で出来てるから純俺なんだって。スッゴーーーイ
「ご主人」
「ん?どしたん?」
「候補の学校です」
え?マジで調べたの?
「義務教育を受けたいのであればこの学校とかおすすめです。ご主人は女性に近い声と姿をしているので偽装すれば女子校にも行けますね」
あ、これ何言っても聞かないパターンだ
んで俺は普通の学校になった。女子生徒として。理由?ヨーク曰く『憲兵すら権力で立ち入れない学校なので情報を聞きやすい『女子』で通って貰えませんか?』とのこと。女装は1回した事あるし大丈夫でしょ!てな訳で3ヵ月間、髪を伸ばすぜ。講話会議?ヨークに言うことを伝えたからあとは任せた
~3ヵ月後~
「似合い過ぎて怖いです」
「ご主人は今回、銀髪になって貰いました。ちなみに魔法で染めたため僕がいない限り戻せません。それ以外はイジってないのですが…ご主人だと知ってても惚れそうです」
「キモい、やめろ。声は?どうする」
「魔法で」
「お前って凄いな…」
[次回]学園生活1
流石に通常編が進まないので1とか2にしました。ちなみに通常編は普通の日常を表しています




