戦争編2の7.意外と可愛い
今回の豆知識
『戦艦の総合砲撃回数はだいたい1回か2回が多い』
あと後書きに今回の作戦の元がありますので是非読んでみて下さい
「犬だね」
「犬ですね」
「どうする?」
「カムバックします」
「アイルビーバック」
後退後退っと。犬だった。ガチで犬だった。狼じゃないの。狼狼してないの
『こ…ら…イ。こちらY。大きな犬と交戦中』
「こちらK。犬は見つけたが交戦にはならず」
あっちもこっちと似たような状況なのかな?けどこっちは交戦はしてないしな…
「イム。あの犬って魔物なのかな?」
「観察してみます」
魔物でなければ気合いで勝てるが魔物だと魔力ありだから不利だな…
「今日助さん。魔物かはわかりませんが左側の足が不自然です」
「ん?不自然?どれどれ」
ちなみに光属性の明かりはまだついてる。左ね。左。えーと…
「左側の足はなんか石っぽい?」
「どこの白露型駆逐艦の4番艦ですか」
通称ソロモンの悪魔ってか!アッハッハ。左側の方が少し白い感じがする
「ヨーク。そっちの犬の左側の足って白い?」
『左側?まって下さい。………………左側は白くないですが右側なら白いですよ』
「そうか。ありがとう」
こっちは左側が白くてあっちは右側が白い。なんでだろう?
「『ケルベロス』じゃないですか?」
「ケルベロス?え?ケルベロスって頭が3つある犬じゃないの?」
「3等分に切られたりしたら?」
「じゃあ、あの足は?」
「義足とか?」
あ~。納得。全部納得したわ
「だとしたらアイツは右の頭か」
「なら安心ですね。右の頭は温厚で生物を滅多に襲わないらしいですし」
え?マジで?あ!この世界限定か
「待って。辞世の句を詠ませて。ゴホン!『ワレアオバ 自信を持って 信号弾 部下が必死に 止める声すら 五藤存元』」
「五藤司令官じゃないですか!名誉毀損で訴えられますよ!しかも自分の辞世の句じゃないですよね!」
「ちなみに意味は…」
「聞いてないですよ!」
「『部下が必死に止めるけど絶対千歳と日振だよね』と思ったら敵で気付いたら艦は大破して自分は死んでる現実を目の当たりにしましたっと言う意味」
「無視ですか…」
詳しく知りたい方は『サボ島沖海戦』で検索ぅう!。つか気付いたら犬の目の前にいたわ。これぞまさに『マリアナの七面鳥撃ち』ってかアッハッハ。詳しく知りたい方は『マリアナ沖海戦』で検索ぅう!
「ヴルルルル…」
「よしよし。いい子だね。お兄さんとちょっと遊ぼうか。ほら。このトランシーバーを投げるから取ってきてね。行くよ。ソ連!デエェェェェンンン!!!」
「何がしたいのですか…」
「ウー…ワァン!」
「ウワ早!ほう1回行くよ。ソ連!デエェェェェンンン!!!」
その後、50分は『行くよ。ソ連!デエェェェェンンン!!!』が繰り返され外で聞いてたヨークご一行は『これがバイアスの力…恐るべし!』と思ってたと言う
[次回]戦争編2の8.それは聞いてない
今回は作戦『菊水1号作戦』です。時々、『天1号作戦』と間違われますが、菊水1号作戦は天1号作戦の中の作戦ですので間違えないようにお願いします。菊水1号作戦とはいわゆる『大和水上特別攻撃作戦』です。内容は当時アメリカ軍により占領されていた『沖縄』を大和を座礁させ、18インチ砲(46cm砲)でアメリカ軍を撤退させる作戦でした。この作戦に当たり猛反対したのが伊藤整一中将です。なので連合艦隊の草鹿龍之助参謀長官が説得に出向き『1億総特攻の先駆けになって貰いたい』と言い『そうか。それならわかった』と伊藤中将は了承しました。そして1945年4月6日午後、山口県の三田尻沖から戦艦『大和』、軽巡『矢矧』、駆逐艦『冬風』、『涼風』、『朝霜』、『初霜』、『霞』、『磯風』、『雪風』、『浜風』が出撃、艦隊名は『海上特攻隊』と名付けられました。その後はご存じの通り坊の岬沖海戦が勃発。大和と随伴艦4隻、約3000人が深度500m以上の海へと沈んで行きました。本作品ではこの海上特攻のような前進をしているため、参考にさせて頂きました。そのうち、艦砲射撃を行うかもしれませんが予定は未定です




