34.そろそろ終わり
「よし!国王辞める!」
「賛成です」
「ご主人が決めた事であれば…」
「賛せーい!」
(我は構わない)
「吾輩の出番が皆無なので賛成」
てな訳で…
「そこの君。今から言うことを記事にしてくれ」
「え?自分ですか?」
3日後、掲示板にはある記事が貼られていた。見出しは{緊急速報!現国王そろそろ終わり!?}であった。これを読んだ国民は信じる派…『国王派』と信じないは…『社会派』が生まれた。比率は五分五分。国王派の考えは『今の国王は非常に国民の事を考えている。しかし我々国民はその優しさと言う名の甘い蜜を吸っているだけだ。つまり甘えすぎて国王に負荷が掛かり倒れたのではないか?その場合は辞めるしかない』とのこと。逆に社会派の考えは『そもそもこの記事の情報源はどこだ?分からなければデマかもしれない。だから信じない』とのこと。ちなみにあっているのは国王派。考え?それは違う。実際にはただ単に仕事が多すぎて面倒になっただけ
~会議室~
「と言う訳で…第一回!次期国王決定会!」
「イエーイ!」
「?」
「執事であるワシはいるのか?」
「上に同じくメイドはいるのですか?」
他数名
「まずは俺の意見だ。俺はヨークを後継ぎにしようと思う」
「その心は?」
「相づちを打たんでいい!」
「ア、ハイ」
これだから最近のメイドは…
「ただこれには問題がありゅ」
「「「「「りゅ?」」」」」
「………る!」
卵焼きマンの真似をしただけなのに…
「その問題とは…ヨークの種族だ!」
「「「「「あ~~~」」」」」
うん。全員納得するな
「国民にはヨークの種族はばれていないが万が一にばれたらその場で殺されるか殺すはめになる。それは超嫌。だから俺はあることを考えた。それは他種族選挙だ。他種族選挙なら他の種族も選挙できるのでヨークを参加させ結果を偽装し、国王に出来る。意見は?」
「はい!」
「はい。イエラス君」
そういやイエラスって種族はなんだっけ?まぁいいや
「それは生物と仮定されれば参加出来ますか?」
ん?どゆこと?
「イエラス君。君の種族は?」
「ダークエンジェルです」
ダーク…闇?エンジェル…天使?つまり闇天使?あれ?墮天使じゃね?
「墮天使じゃないです!」
「親は?」
「ラミウリ第二使電神とユウジャー第一使水神です」
ラミウリ?えーと…。ラミウリラミウリ…
「アイツか!」
あのスライム大好きの気違いの自称神の事か!
「ところでその第一使とか第二使とかって何?」
「神の位です。父であるユウジャー第一使水神は第一使なので一番上です」
まーじかよ
「ちなみに私…イエラスはイエラス第五使炎神です」
「つまり上から五番目?高!」
あと皆、空気に成ってるね
「なんでダークエンジェル?」
「母から今日助様を監視しろと言われたのですが、どう監視するか迷って悩みに悩んだ末にでてきたのが影魔法なんですが影魔法はダークエンジェルしか使えないので、ダークエンジェルになりました。まぁどのみち元に戻せるのでいいですが…。あと私は選挙に出ないのでご安心を」
あぁ~。だからヨークの生物感知(スライム狩りの時にレベル20に成ったので入手)をかい潜って俺のところまで兵器の相談をしてこれたのか。永遠の謎(だいたい3日)が解けた
「じゃあ後継ぎヨークで」
「賛成」
「賛成」
「賛成」
「反対」
「殺せ」
「はい」
「冗談」
「死ね」
「は?」
グサッ
「賛成」
初めて妖刀さんを使ったわ
[次回]35.新生活?




