29.ラシアのお使い2
「ところでなぜお使い?」
「素材を取ってきて貰うから」
「んで?」
「んで?じゃねぇーよ!なんで図書館の本を全て荒らすんだよ!」
「だって…キョウさんがトワイライトドラゴン(長いため以後トワドラと省略します)を狩れって」
「言ったよ?言ったけど、なぜ図書館を荒らす!トワドラ関係無いじゃん!」
「資料集めーですかねー」
「なら直接、語り部の人に聞いてこい!」
と言う訳で今、絶賛、語り部に話を聞いてるところ
「………によるとトワドラは夜行性で昼に行くとそこには死骸しか………」
長い…。ザッと1時間は聞いてる。あとドラゴンが夜行性は当たり前だからね?そこんところしっかり調べてから言え
「………と言うことです。質問は「無いです。ありがとうございました」
イヤー長かった長かった。あ!トワドラ戦用の兵器どうしよう…
~資料室~
「キョウさーーーん!!!」
「黙れ。何?」
「すいません…。対物狙撃銃ってありますか?」
「あったらどんなにいいことか…」
「無いですか…」
「無いですね…」
「「…………」」
「そ、そう言えばトワドラの素材って何に使うんです?」
「戦車の装甲に使う」
「固いですもんね。行ってきます」
「いってらっしゃい。えーと…。これがこれでこれ………」
想像以上に変な答えだった…
もういいや!食料と拳銃二丁で行くわ!
「行ってきまーす(ヤケクソ気味)」
「行ってらっしゃーーーい」
~とんでトワイライトツリー~
「おぉぉぉおおおーーー!!!ひっく!」
ツリーなのかこれは?高さがだいたい30mしか無いのだが?
「ま、まぁ。行くか」
バカデカイ門を開けて………
「っと。………。くっさ………」
中には大量の死体。特に変わった物は無い。大量の死体以外は。ってか階段にも死体があるし…。もう死体多すぎて臭いよ
~トワツリーF2~
「貴様はこのツリーの挑戦…」
パァン!パァン!パァン!パァン!
「グハァ!」
弱!牛型の魔物を五秒で倒しちゃったよ!
~トワツリーF3~
「お前が俺様の餌になる人間だ…」
パァン!パァン!パァン!パァン!
「グハァ!」
弱!鳥型の以下略
~トワツリー最上階~
「……………」
なんにもねぇ…。いや。正しくはドラゴンの死骸以外何もねぇ…。取り合えず夜になるまで待つか…
[次回]30.ラシアのお使い3




