26.ヤークトティーガーって作れんの?
「ところでヨーク」
「はい?」
「ヤークトティーガーって作れんの?」
「出来ますよ」
「無理だ…出来んの!?ドイツ戦車だぞ!?」
「昔、極秘で鹵獲したので」
鹵獲出来んだ…。12.8cmkwk仕事しろよ…。あと面倒だからこれからはヤークトティーガーの事を『ヤクティー』と呼ぶ事にする
「12.8cmkwkは?」
「製作可能ではありますがこの世界では実用性は皆無でしょう」
「いやいやいやあるだろ!矢を防いだり…」
「軽戦車でも可能かと」
た、確かに…
「ドラゴンの炎を防いだり…」
「それこそ僕が打ち消せますよ」
万能だなオイ!ってあれ?実用性が………無い!
「ロマ…」
「それは実用性とは言いません」
「デスヨネー」
「第一、12.8cmkwkを何に使うつもりですか?」
「仮想敵である演習したあの国の対策にと」
「野砲で良くないですか?あとこの国を陥落させた8.8cmkwkは?」
ソンナノアリマシタネー
「と言うわけで無駄な予算は使わない事ですね。ところでご主人。今日は商団の会議…あ!逃げた!」
~街~
「はぁはぁ。会議はガチで面倒くさい。よし!買い物するか!」
「あ!キョウさん!」
「げ!」
ラ、ラシア。まさか!ヨークの使い!
「珍しいですね。買い物ですか?あれ?今日は商団の会議が…あ!」
「勘のいいガキは嫌いだけどラシアは好きだよ」
「えへへ…。って私はガキってほど幼くはないです!」
だろうな。俺が死んだのが2017年。コイツが死んだのが1944年くらい。最低でも70歳は離れてるよ
「ちなみに何歳?」
「レディーに年齢は聞いてはいけないと学校で習いませんでした?」
習いませんでしたね。言わないけど…
「お前はどこ行くんだ?」
「そろそろ兄さんの誕生日なのでプレゼントを買いに来ました」
ヘェ〜ヨークの誕生日。祝ってやるか
「よし!俺も買う」
「そう言うと思ってたので好きな物を書いてきたした」
「オ、オウ。えーと…何々」
『好きな物はT-35』物騒だなオイ!『好きな人はラシアとキョウさん』ラシアはわかる。なぜ俺までいるし!『好きな国はソビエト社会主義共和国連邦』わかってたよ?けど長いよ!『好きな党派はナチス党』敵やんけ!『好きな主義は社会主義と共産主義とファシズム』だから敵やんけ!『好きな偉人はアドルフ・ヒトラー・サン』だからわかってると思うけど敵だから!あとヨシフ・スターリンじゃねーのかよ!『好きな軍艦はエンタープライズ』もはやプレゼント関係ない。あと色んな意味で敵だぞ!」
「読み終わりました?」
「うん。終わった」
「どう?」
「スパイって大変なんだね」
「わかってくれて嬉しいです」
コイツ敵国好きすぎだろ…
「あ!そうそう。ラシアって何年に死んだ?」
「1944年ですけど…」
「70歳以上ね。よくわかった」
「さいっっっていですね!!!」
久しぶりに聞いた気がする
[次回]27.関係?あるわけないじゃん!
2日近く休んで申し訳ございませんでした。1日目はWI-FIルーターが壊れて2日目は新しいのを買ってさっきくらいに終わりました。すいませんでした。これからは無いと思います




