25.演習2
~2日後~
「敵艦の生存者は?」
「僕の作った440mm砲の徹甲弾直撃ですよ?よくて5人です」
44cmな。440mmとか分かりにくすぎ。けどラジコンとかと説明書ってmm単位だからmmでいいのかな?
「今日助さん。報告書が届いたので代読します。敵艦生存者2名。内、1名が副艦長だそうです」
意外と多いかな?少ない方ですかそうですかそうですか
「戦一番艦や戦二番艦、空一番艦は見られたか?」
見られてたら大事だ。最悪、パクられるぞ!真似出来ない?当たり前運動でもしてろ!
「嘘さえついてなければ見てないとのこと」
嘘さえついてなければの話なんだ…
「第二回演習は?」
「来週の1日です。あと沈んだ原因は何にします?」
「温暖な気候による砲弾の自然発火でよくね?」
イギリスでは遠征中にありがちだし
「そこまで暑いですか?」
そう言われると…
「むしろ寒いな…。たしかこの国って大陸の端っこだよな?」
「えぇ」
「魔物が出たは?船を沈められる奴とかいるだろ」
「ここの海域は魔物が住み着きませんよ?」
早くも手詰まり
「操作ミスとかは?僕の時代では駆逐艦をよくぶつけてましたけど…」
それもいいけどねぇー。う~~~ん…
「もういっそのこと原因不明でよくね?」
「そうですね。そうしましょう」
「面倒ですし」
俺は思う。建国してから5ヵ月と半分がたった。その中で色んな事があった。吸血鬼をゲットだぜしたり、軍艦を建造したり…。そこで俺が思ったのは………オーバーテクノロジー過ぎ!よく考えると圧倒的火力とアウトレイジ(敵の射程外から一方的に攻撃する戦術の事。…多分)も余裕。さらには航空機までもを作るとは…。オーバーテクノロジー過ぎ!大切なのでもう一度言います。オーバーテクノロジー過ぎ!取り合えず演習終わらせよう。この問題はまたいつかでいいよね
[次回]26.ヤークトティーガーって作れる?
すいませんでした。『演習2』とか書いといて演習しませんでした。自分的にはすると思ったんです




