21.魔法軍の予算がエグイ
~アカワラ城 大型会議室~
「えー。これより第一回アカワラ帝国軍備会議を始める。正せ!礼!着席!」
「「「「「「お願いします!」」」」」」
学校かよ!
「まず現在、機能している軍と予算を上げてもらう。イム。頼んだ」
「はい。現在、機能している軍は陸軍、海軍、魔法軍、治療軍です。予算は順番に500k、700k、3000k、200kです」
陸軍は予算が丁度いいが…。魔法軍に至っては予算の掛けすぎだな。逆に治療軍は予算が少な過ぎる…。難しいな
「コストカットのため、この中から必要性が皆無なのを解体する。まずは魔法軍」
「「!!!???」」
魔法軍の連中が凄い驚いてる。まぁ。無理もないか。今まで主力に等しかった自分の配属先がなくなるからな。俺だったら国王を殴る
「国王!いいですか!魔法軍は国の主力ですぞ!我々がいなくなったらこの国は滅亡へと進み始め「ないから安心して」
「「え?」」
「魔法軍は予算を食い過ぎてる。しかもここ最近、俺達の侵攻があったけどお前らはイムに太刀打ちできたか?出来てないよな?オマケに魔法軍は人手不足だ。人数が足りてないし役にもたたない。解体するしかないだろ?」
事実イム達5人は無傷で帰還したにも関わらず相手側は大損害だったし…
「代わりに海軍と陸軍の予算を来年度は例年より多く追加投入。治療軍は海軍と陸軍で分割。海軍はヨークを技術者の代表にして軍艦の建造を開始。陸軍はイムを技術者にして兵器開発を進めろ」
「「「「はい!」」」」
「お任せ下さい!」
「必ずご主人の期待に答えます」
オ、オウ。なんかヨークの言動が固い
「あと新しく空軍を設立。技術者はヨークにして航空機の製造を開始しろ」
「失礼ですが空軍とは?」
その質問、待ってました!
「資料を読め!」
待ってました!っと言ったな。あれは嘘だ
「空軍は海軍の建造が終わりしだい正式化する。海軍、陸軍ともに魔抗師を多数配置。設計図通りに金属を加工してくれ」
「「「「はい!」」」」
返事いいなコイツら。あとさっきから元魔法軍の連中がフリーズしてるんですが…。凄い邪魔
「退場させます」
ヨークすげぇ!
「次に人員配置だ。陸軍は1師団1万人単位を10師団作成。海軍は戦艦を旗艦にして戦艦1隻、軽巡洋2隻、駆逐艦2隻、計6隻の第1遊撃部隊と今回、建造する空母を旗艦にして護衛を同じく5隻空母機動部隊の作成をしろ。空母に関しては資料を読め!」
オーバーテクノロジー?知らん!
「「「「はい!」」」」
「あと国の税金が銭単位なため、多くの移民が来たのは知ってるな?」
「えぇ。勿論」
「ソイツらに仕事を与える。掲示板に記載しろ。移民でも採用する仕事を紹介してやる。軍備工場をな」
[次回]22.5ヵ月後…




