ノスフェラトウ4.滑舌
~クラムの家~
「お帰りです。今日助さん。」
「あぁ。ただいま」
ついさっきまで敵陣の方へ出向いてた。要件は宣戦布告についてと説得
「王の名前、わかりました?」
「うん。しっかり聞いてきた。名前はヨーク・キマカラシ・サリエステン。妹がいて妹の方がラシア・キマカラシ・サリエステン。髪の色は両方とも黒っぽい紫だったよ。ヨークの一人称が僕で妹の方が私だった。二人とも転生者で元ソビエト人」
「OKです。ちなみにオマケとして妹も鑑定したのですがジョーカーでした」
「兄弟二人ともジョーカーか…。イムはどっちの相手したい?って妹の方だね」
「男相手は嫌ですから。あと暗くないですか?」
「実はなヨークは元エンジン技術者なんだよ。だからアイツを殺したらアハトアハトを搭載する戦車が作れないなって思って」
「よし!捕獲しましょう!」
「ディ○バルドを?」
「モンス○ーハンターじゃないですよ!ジョーカーの性質を利用するのです!」
「つまり?」
「勝負して!勝つ!今日助さんが!」
「おぉ!その手が…いや待て!それ俺が挑む前提の話じゃん!殺す気か!」
「何のためのS44ですか!イザとなったらMSG90に銀弾を壊れる覚悟で撃つまでです!って言うかなんでカートリッチも銀にしなきゃいけないのです?」
「コストと吸血鬼に拾われて研究をされないためと売られてもたいして儲からせないため」
「案外考えてるのですね」
「ちなみに頭の中の割合は研究防止3割、転売防止1割、コスト6割」
「世界は金で回ってるって本当なのですね。初めて実感しました」
「お、そうだな」
「きうすめ先生。どこいくんでふか?」
クラムちゃんの滑舌が治らない。きうすめってwww。草生やすな?わかりました
「お国のために戦って参ります」
言い方が1941年の開戦当時みたいなのは許して。戦争に合う言葉を考えたらこうなったの
「かえってふる?」
「うん。帰ってくるよ」
「そっか。がんはっとね」
「了解。予定変更。イムは留守番でクラムの守りを。俺はラシアとヨークを仲間にしてくるよ」
「いってらっしゃい。今日助さん」
「みってはっしゃい」
「オウ!行ってくるぜ」




