戦争編1の6.ピンチと終結
前回と同じく
~森の中~
急げ急げ急げ!走れ走れ走れ!
「うお!とっとっ!」
危ねぇ!転びかけた。と言うか遠くね?軽く30分は走ってんぞ。一回停止。耳をすませる。
ザァーーーーーー…………
後ろから聞こえてくる。って後ろかよ!急げ急げ急げ!走れ走れ走れ!王女が死ぬぅーーー!
やっと着いた…。遠いわ!だいぶ遠いわ!まぁいい。んで誘拐だよな。なんで川の方に逃げてんだろ。あ!考えられる事は3つ
1船で逃げるつもりだから
2王女と一緒に自殺するつもりだから
3ただ単に馬鹿だから
1を思い付いた理由は船の方が逃げやすいと思ったから。海じゃないのはこの国は内陸だからとかかな?いや、川に沿って歩くと海があるか。情報だと止まってるみたいだし。1はなしで。次に2。理由はなんとなく。つか大事な人質を殺さないか。よし2もなし。消去法で3だな。ただ単に馬鹿だからだな。
「おっとっと」
お菓子じゃないよ?川沿いに入ろうとしたからだよ。ちょっとバック。茂みの後ろへ行って狙撃体制になる。今回は迷彩柄マントは最初っから羽織る。偵察の時になぜしなかったかって?L96A3を抱く必要があったから。今回は人質がいるからこっちに来れない。つまり、また一方的な攻撃が出来る訳だ。まさに外道!前回の手順で準備を終わらせる。セーフティは解除していない。つか最初は観察から始めるのにセーフティが掛かってなかったら誤射するわ!小屋の中にいるのかな?えぇっと………。マジかよ!王女様を木に縛り着けてるだけ!馬鹿かよ!しかも警備が一人。俺でもそんなことしねぇよ!罠だよな…。絶対罠だよな…。
↓久しぶりの頭の中の会議↓
今日助1「罠だな」
今日助2「罠ですね」
今日助3「罠じゃなきい方が怖い」
今日助2+3「けどここはあえて引っ掛かると言うのは?」
今日助1「なんで?つか仲いいな」
今日助2+3「話が進まないから」
今日助1「わあぁった。本体!引っ掛かれ!」
↑頭の中の会議↑
引っ掛かるか。まず警備の頭を撃つ。パシュッ。ありゃ。もう弾切れだ。まぁいい
「そろりそろり」
「………!?」
あっ、王女が気づいた。
「うーん!う…ふうう!」
何いってんのか分かんない。まぁあいや。走る
「そろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろりそろり」
やかましい?いやいや小学6か5年の時に柿山伏ってのをやって俺は『そろりそろりと参ろう』って言う役をやって先生に『これからは忍び足の時にはそろりそろりって言って下さいね』って言われてるから。嘘だけど
「今、縄を切りますね」
先に口についてるハンカチを切るか
「ありがとうございます。助かりました。無事に帰れたら称号を「いらん!」
そんな事をされたらスライム狩りに行けなくなってしまう。あれ案外儲かるんだよ。あ!今回はイムから返して貰ったM94Kも持って来てるよ。念のためM94Kを構える。カートリッチセットされてるかな?ガチャ。スライドを引くと弾が一発出てくる。入ってたわ。出た弾は適当にそこら辺に曲げとくか
「あのー」
ん?
「助けて貰った側として言いたくはないのですが…。その…。足を捻ってしまいまして…。」
なんだ。そんなことか
「おんぶしてやる」
L96A3はどうしょっか。そうだ
「これ持って「動くな!」
ん?
「お前。その長いのを渡せ」
「拒否します」
「渡せ!」
「渡してやれ。弾ないし」
マジか。敵、まだいたのかぁーーー。ちゃんと策敵すりゃよかったな
「それをどうすんだ?弾無いから撃てないぞ」
「弾と言う物はこれか?」
その手には確かに弾が握られていた
「入れ方分かんないだろ」
「わかるさ。ずっと見てたからな」
ストーカーかよ!ってガチでマガジンを外して入れやがった!しかもボルトも引いたし。これで完全に撃てる体制が整った。しかも相手は大人。正確に当てられるだろう
「まずはお前から死ねぇ!」
俺かよ!と思った瞬間。
バガァンン!!!
銃声ではない音がした。相手は手を押さえてる。L96A3は……。中心から壊れてた
「あーあ。やっちゃったな。生きて捕虜になるとイムに殺されるぞ?」
「クソ!どうしてだ!」
「弾が違うんだよ。その銃の方が弾はデカイがそのせいで溝みたいのにハマりやすくなったんだよ。その結果中心から壊れてた」
確かにアイツは弾を持ってた。454カスール弾をな
「てなわけでだ。弁償して貰おうか。命でね」
近くにあった大きめの石でソイツの頭を殴った。脈を確認。よし!死んでるね。あっちも終わったかな?
[次回]戦争編1の7.王様になる!えぇ…。拒否して下さいよ




