戦争編1の3.消耗戦。但し相手側しか消耗しない。こちら側は少し。ってそれは消耗戦とは言わない
~シスセス城会議室~
「王都軍は派遣しなくて大丈夫ですよ。」
「は?何を言っとるのじゃ!小娘と生意気なガキしかいない中で負けたら100%植民地じゃぞ!絶対派遣する!いいか!もう一回言うぞ小娘と生意気なガキしか…」
パァン!!!王の首をかする。イムさん。いくらウザイからって王に向かって発砲なんかしたら国家反逆罪に問われかねないですよ。
「すみません。ムカついたので」
笑顔で言う。いやいやいや。口は笑顔だよ?目が飢えた狼だよ!
「ま、まぁ。派遣してくれると言うなら喜んで受け入れようぜ。足を引っ張るけどな」
「オイ!貴様!今なんと言「はい。そうですね。喜んで受け入れさせて頂きます。足を引っ張らなければいいですね」
「イム嬢まで!くそ!」
まぁ、自分が育てた兵士達に『足を引っ張るなよ』みたいな事を言われれば普通はキレるな。
「では王都軍を派遣する。次にどういう作戦で行くんじゃ?」
来た!取り合えず目標は『勝利』だ。しなきゃ意味がない。
「遠距離戦をする」
「遠距離戦?なぜそのような事を?」
この世界の遠距離武器は弓くらいしかない。しかし弓はまともに当たらない。正直言うと弓を買うなら剣を五本買った方がいいって言われてるレベルで弓が弱い
「それも敵が攻撃出来ない位置から」
「そんな事が出来るのか?敵が攻撃出来ないと言うことは魔法も当たらないと言うことはだぞ。わかってるのか?」
「えぇ。勿論」
「王。遠距離では敵があまり減らせないと思います。しかも準備してる間に接近され攻撃されてしまいます。合戦をした方が早くすむと思いますが?」
「では遠距離で攻撃するのではなく近距離で攻撃に変え「異議あり!貴方が行ってるのは中距離だ。遠距離出はない!それに今回使用する武器はただの遠距離武器じゃない!超遠距離武器だ!」
うん。当たり前だね。元対空砲が近距離武器とか怖いよ!色んな意味で。1kmは狙える。
~イム家族の家 一階中庭~
「よし!運ぶぞ!手伝ってくれ!」
ここで出てくるのが、テッテレー馬車ー。これで最初の戦場ヘッヘミ盆地へ逝くぞ!…じゃない行くぞ!
[次回]戦争編1の4.想定外と想定内




