77.OK!
「私が望んだら貴方は私の者になってくれますか?」
ストップ。状況を整理しよう……
確かいつも通り普通の生活を送っていた昨日が事の発端かな?俺は学校の校庭の真ん中に呼び出された。ヤンキーなら殺す。その為にわざわざ一発十万円する貫通弾をフルリロードしてきた。指定時間になっても来ないのでイタズラかと思い帰ろうとした直後に来た。なんと驚くべき事に女子だ。そして告白されたよクソッタレ。『好きです!』なんて生まれて初めて言われたよ。勿の論で拒否。身元すらわからないのに告白する奴とは関わる気にはなれん。んでその話を昨日したら思い詰めた表情をしていたので何事かと思えば朝起きて布団の中で言われたよ。ちなみに昨日は何もなかったからね?寝てる時はわからないけど何もなかった(と思う)からね?
「時と場合による」
「その時と場合が今です」
「性格による」
「その性格です」
「見た目による」
「私は綺麗ではないと?」
いいえ。とても可愛いです。結婚して欲しいくらい。どこが良いかと言うと綺麗な黒髪にモデル体型の体。男としては胸も気になると思うけどそこそこある。しかも俺の身長は約180cmなので俺よりも身長が低い。見た目はまさに外道!意味がわからないですかそうですかそうですか。兎に角ブスと言う奴は死刑及び極刑。女に興味のない俺ですら可愛いと言うのだ
「いいえ。そうとは思いません」
「ではもし私が貴方に告白すればOKしてくれますか?」
「する!……と言いたいけど素性も知らない人とは付き合えないかな」
カイアの初恋の相手が羨ましい。アリアさんだっけ?アリスタリシアさん
「…………………………。わかりました。話しましょう。生物には極稀に転生する生物がいます。倍率的な理由で一番多いのは人類ですが犬や猫も極稀に転生してきます。私は転生資格のある者の希望を聞く審査員兼検問所の初代管理人でした……」
ある日、いつも通り希望を聞いてるとある男が『記憶を残したまま転生したい』と言い出したんです。人類の転生は転生時に記憶を消す事が必須事項でした。理由としては銃やらミサイルやら砲の技術を異世界に持ち込まないため。彼……アリアの前世は第二次世界大戦の兵士だったので尚更ダメでした。私は何をするかに興味があり、それを特例で許す代わりに私が監視になりました。そして二代目が姉のラミウリです。私はアリアと暮らしました。自分がどういう存在かも忘れて。結果、18と言う若さでアリアは死にました。私はまた審査員に戻される。そうなるとアリアとの楽しい生活が薄れていく。それなら神をやめ、神を殺し、神を滅ぼす存在になろうと神殺しの呪いを使いました。この呪いは神をやめられなくなる代わりに特定の世界で絶対に特定されない呪いです。名前の由来はこれを使って世界の神々が殺されたからだそうです。そして私は見付けました。アリアの生まれ変わり……貴方を。そこからは貴方を守るために色んな事をしました。ジョーカーでないのにジョーカーの特徴を出したり、あたかも能力に見える様に工夫したり……
「と言う訳です」
「え?俺の要素は?アリアさんの要素で俺と付き合う事になるんよ?いいの?」
「構いません。貴方も愛してますから!愛してなかったら貴方をとっくに見放してますよ!」
よかった……。いや、よくないけど……よかった……。つか朝っぱらさら愛の宣言してんじゃねぇーよ
「ところで返事は?」
「Да!」




