73.学校だぜ☆(ダルっ………………)
あの後、無事合格報告が来たので入学だ。いやぁ~~。我ながらよく合格出来たな。明日地球滅ぶんじゃね?っとそうだ。ヨークに護身用武装をメッチャ貰ったんだった。折角だから紹介しよう。まず、みんな大好きダイ○ケ♪はい。すいません。気を取り直してT200とM94K。二丁拳銃をやりたかったが一丁ですら魔力の支援があっても反動が馬鹿にならなかったのでT200が対応力の高い通常装備、一発の火力が洒落にならないM94Kが非常装備となる。次に鉈。こちらはただ単に欲しかったから刃渡り三十センチのを用意して貰い、鞘と共に鞄に入れておく。意外にも鉈自体は薄いのであまりスペースは取らない。非常時に備えてベルトには後付けでコロンビアナイフが入れられるようにした。コロンビアナイフと言われると色んな種類があるがその中でも刃とグリップの間に刃と同じ素材のリングがついてる物にした。この時点でかなりの重武装だがさらにマガジンを数本持ち運ぶのでこれ以上は武装出来ない。と言う訳で登校だ。カイアは学校で新入生の言葉を言うらしいから先に登校した。なので一人で虚しく登校する
登校しながら町を彷徨いてたが戦時中とは思えないほど賑わっている。しかも、アカワラ硬貨(この国では色んな国の貨幣が混ざるため、アカワラの硬貨をアカワラ硬貨、アカワラの紙幣をアカワラ紙幣、全部合わせてアカワラ貨幣と呼ばれる)も普通に使えた。どういう事だ?アカワラではアースの金の両替の制限がもう始まっているのに
「あ。あれタハタじゃない!?」
誰?ってマヒルとコイシか
「どうした」
「その様子だと合格したみたいね」
「うるせぇ殺されてぇのか」
うん。やっぱり女子には強く当たってしまう。昔からこうだ。今更変えられんよ。最近はマシになった。照れ隠しに殴らなくなっただけマシ
「辛辣ぅぅぅううう!!!」
ドMかコイツは
「キモいよコイシちゃん」
言われてんぞ。自覚しろ。って言われてんのに興奮したままだ。しょうがない。簡単な魔法を撃つか。これだけで貴重な弾丸を使うのも勿体ないし。さて、今回は"ある事"をしようと思う。昨日、家に置いてある本に一通り目を通した結果、詠唱する術式には最初に物質の種別、後に続くのが物質になるらしい。さらに火を点火したいだけなら『ファイヤ』と唱えればいいらしい。しかも前回の俺が唱えた『アクチノイド・カリホニウム、ファイヤ』だとカリホニウムと火の性質を持つ魔法を撃った事になるらしい。話を戻すと物質の種別がわからなくとも期待であれば『エアー』、固体であれば『オブジェクト』、液体であれば『ウォーター』で威力が変わらずに撃てるらしい。おまけにこれ等の魔法は繋げて撃つ事も出来る。だから前回の俺はあの魔法が出来たと言う訳だ。さて、本題の魔法だ。ここで俺はある事に気付いた。これ日本語でも出来るんじゃね?更に無詠唱とは言わないと思うが頭の中でリピートすれば発動すんじゃね?ではやってみよう
『酸素、水素』
これで空気中に酸素と水素は生成されたはず。詠唱中は消えないらしいけど完成したら一瞬で消えるらしい。なんとか持続的に置いとく方法を考えなければ……。後は『火』で引火する。詠唱中にそれに余りにも強く反応するものはそのままその効果が発揮されるらしいから詠唱中にそのまま放置でいい。逆にギリギリセーフな場合は意識から逸らすと発動するみたいだ。と言う訳で
『火』
ボォン!
「ウワ!」
「キャ!」
コイシの驚き方が男じゃん。まぁいい。無事に出来た。ちなみに『火』だけで済ませてるがこの状態では火力調節は出来ない。アルコールからやらなきゃね。ちなみに詠唱で出せる物質は魔力量で決まるらしい。つまりカリホニウムを出せた俺は最強
短く感じると思いますがそれは説明が少ないだけです。決して疲れたとかではありません




