ホノボノ編1の1.新計画
〜家〜
「今日助さん。大切なお話があります。よく聞いてて下さい」
「お、おう」
「私。戦車が欲しいです」
「パス」
「えぇー!なんでですか!?」
「まず履帯を作るのが面倒。あと大型の砲が出来ていない。さらに戦車一両作る予算がない」
あの有名なティーガーII一両作るのに300ライヒスマルク以上かかるらしいし、今の自衛隊の10式戦車も一両10億円以上するし。そんな金、家にあるかよ!
「お金の事は気にしないで下さい。今日助さんには金属の加工をしてほしいですよ」
「いやいや。そもそも大型の砲が出来ていないのになんで作ろうと思ったの?」
「最近、L96が可愛く見えまして…でこれがロマンか!って思いまして。ならもっとロマンである戦車を作ろうと思い付いたのです」
「銃を可愛く見えるのは重症だけど分からなくもなくもない。しかしな。戦車を動かすための燃料はどうすんだよ?」
「魔力の力で切り抜けようかと…」
「俺が死んだらどうする?」
「…………………」
「てなわけでだ。燃料と大型の砲が出来てからな」
「………はい」
「まぁ。そう落ち込むなよ。一応大型の砲は開発しようぜ?俺も欲しいしな。なんなら71口径8.8cm砲を作ってもいいぞ」
「本当ですか?やったーーー!!!」
皆大好き8.8cm砲って本当だったな。さっすがドイツ。こうして俺達は未来の目標を決めたのであった。 完
って終わらんよ?終わらせないよ?スライム狩り終わってないし。その後は何事もなかったかのように午前はスライムを狩り、午後はゆっくりと過ごした。
スライム狩り終了まで残り4999兆9999万8000匹




