61.快適な会敵(全然快適ではないですが)
(あーーーめっちゃ感知出来てますね)
あるのはT200のみ。なんとしてでも武器を確保しなくては。ひとまずこの事は頭の隅に入れておこう。先に敵を殺さなくてはならないのも事実。出来る限り致命傷で終わらせたい
「ん?」
雨のはずなのに灯りがある。って事は懐中電灯かランタンだ。隠れて耳を澄ませてみよう。英語をまだ覚えてるかな…
「………ハハ!シリコンバレーで虐殺があったからって俺達が派遣されたのに肝心の犯人がいないとはなぁ~アハハハハハ!」
「だよな!でも確か今回の指令官がこの作戦の指揮を取る際に五階級昇進したらしいぜ!なかなかにヤバイ奴かもなアハハハハハ!」
「お前ら笑い過ぎだろぉ!けどょお!聞いた話だと全員感電してたらしいぞ!」
「え?それヤバくないか?」
「大丈夫だって!なんせ俺達は数々の激戦を乗り越えたエリートだかんな!スタンガンごときに敗けはしないさ!」
どうやらスタンガンと勘違いされてるようだ。だがそれはそれで丁度いい
「まだ会敵してないからなんとも言えんな~!」
「戦ってみたいぜ!」
「なら戦ってみますか?」
「おう!………え?」
「誰だお前は!」
気付くのが遅い。アカワラの陸軍の方が優秀だ
「戦いたいんですよね?僕ですよ?」
「は!お前が殺人鬼か!オイ!お前ら!この獲物が欲しい奴から行け!」
「了解隊長!俺から行きますぜ」
ケラケラ笑いながら身長2mはある男性が近付いた直後、様子見程度に足を掛ける
「ウワッ!」
やっぱりアカワラ陸軍の方が優秀だ。前に足を掛けたがヒョイとかわしてしまったから一階級降格処分にした
「貴様!」
「待て!いい。むしろ殺る気が出てくるよ!さぁこい!」
「了解」
返事と共に轟音を鳴り響かせるT200。ご主人の言い方を真似ると、うるせ!ですかね。ちなみに男性はと言うと腹に大穴
「オイ!大丈夫か!クソ!撃て撃て!」
「それは卑怯と言うものです」
150V20A3000Wを放電する。まぁ…結果は言うまでもない。兵士こそは死んだものの兵装を奪えたからヨシとしよう
報告します。投稿頻度が凄く落ちます。一ヶ月に5回近くになります。いつも読んでくれてる読者様、申し訳ございません




