53.目が~目が~
「目が~目が~」
起きた瞬間、目が直射日光で攻撃されるなんて…最悪だ
「あ!おはようございます。ご主人」
「おはよ…おぉーーー!!!???」
ヨークの髪の色が赤になってる。元は黒
「どうしました?」
「いや…ヨークの髪の色が赤になってるもんで…その…」
「そう言うご主人こそ白くなってますよ?」
え?マジで?
「ま、まぁ…この話は1回置いといて。大会の続きだよな?」
「えぇ」
「ヨークに3つの選択肢を与えよう!1つ、俺がリタイアするか。2つ、その逆。3つ、脱走するか。さて?どうする?」
「3で」
「よし!キタコレ!」
周りを警戒。扉に警備員が10人…って多いな。よくよく考えれば1回死んでる様なものだから、応援か
「まずは警備員を殺さなきゃな」
「ですね。1人5殺でどうですか?」
「1人5殺かぁ~。いいか。では…GO!」
俺はGOサインを出して突撃を開始する。ヨークは早速、魔法をブッパするみたい
「おはようございます。警備さん。さようなら。残党」
そう言い、警備の人の首を握った。…途端、首と言う概念が無くなり頭も床へと落ちた。いや強!人をやめた所は分かるが、いや強!首を一握りしただけだぞ…
とまぁ…そんな感じで警備を全員プチ殺してアカワラに帰って来たのはいいんだよ。いや、よくないけど。下手すると戦争になるからよくないけど。そこは置いといて…帰って来た俺達は次の問題を突き付けられた。その名も鉄不足。何があったかと言うのをザックリと説明すると『建造し過ぎ』だ。鉱山から採掘される鉄の採取量と消費量が比例、もしくは上回り深刻な鉄不足が起きた。ヨークの力を使えばチタンだのニッケルだのVHだのは作成可能だが、その素材としても大部分を鉄が占めているので鉄不足は金属不足や資源不足へと発展する可能性がある。いや~鉄不足って怖い。ちなみに帰宅した後に『髪の色どうした?』的な事を聞かれたが『ラミウリに聞け』と言って納得して貰った。って言うか納得した
「それでご主人。鉄不足はどうしましょう?」
「磁鉄鉱を探して来てくれ。磁鉄鉱を磁石にして砂鉄を集めてくれ」
「それで何が出来るんですか?」
「昔の日本がやってた製鉄方法で簡単に言うと木炭と砂鉄で鉄を作る製鉄方法だな。あとウラン鉱石も探してくれ。そろそろ電気が欲しい」
「ですがウラン鉱石を使用する原子力発電は制御が難しく万が一に制御出来なければ辺り一帯に放射線が撒き散らされますよ?」
「最後まで聞け。この原子力発電所を海上に作る」
「海上?」
「つまり制御が出来なければ発電所ごと沈める。海中にはドーム状のケースを作りその中に沈めて、そこを封印すれば大丈夫でしょう」
「大人しく火力発電にしましょうか」
「だったら電気なしでいいや」
「なぜう?」
「ヒント、地球温暖化」
「ア、ハイ」
今更だけ、どこの世界にはウラン鉱石はあるんだろうか?どのみち、電気なしで生活する事には変わりないからいいっか
短いですが、ここまでにします




