49.和田とか言ったけど実際はかなり適当
今回は空白多目
「説明しよう!俺は和田とか言ったが実際はイムに『Aに和田って言うと解決する』と言われたから言っただけであり実際は面識もない赤の他人(多分)ですすいませんでしたーーー!!!」
「あ〜〜〜…うん。なんとなくわかってたよ?昨日助さんじゃない事くらい」
「そうで…昨日助?」
俺のひい爺ちゃんなんだが?
「そう昨日助さん。あと私の事はアルファで」
これは何も言わない方がいいかもね
「今日助さーん!」
お!イムだ。アイツが廊下を走るとか珍しい
「ヨークさん指名のクエストがありました!」
「なぜ俺を呼んだ」
「文章がおかしくてですね。えー…『Kさんに依頼です。私の宝物が隣国の大会の賞品として奪われました。参加して取り返して下さい』なんです」
「確かにおかしいな。ヨークの頭文字はYなのにヨーク宛のクエストとしてKが出て来てる。まぁ…俺達の間で頭文字がKなのは俺くらいだしね。だから持って来たんでしょ?」
「はい!」
けどこの依頼理由にはもう1つおかしい所がある。それは…
「なぜ依頼者は英語を使える?」
「あ」
この世界には英語は存在しない。そして英語を使うのは俺とイム、イエラスにクラムのみだ。ヨークはアメリカが嫌いみたいで使わないらしい
「つまり依頼者は英語を話せる転生者…イギリスかアメリカの転生者か軍人の可能性があるな」
これは受けて確認しなければ…(使命感)
「…てな訳で偵察を送ったはいい。なぜあの様な内容で大会を開こうとした!しかも合法で!」
「いや僕に聞いても分かりっこないですよ」
そうでした。2日くらい前に偵察を送ったんだけどね?大会の内容がヤヴァイの。具体的には『1対1の武器がなんでもありのPVP』だ。しかも合法。簡単に言いまくると『ストリートファイターの武器なんでもあり+バトロワ形式』。だから軍人であるヨーク宛なんだね
「ってな訳でヨークと俺で大会出場な」
「どう言う訳ですか!あと2人が一緒に当たったらどうするんですか!」
「お前が降参して俺は続ける」
「依頼された僕が残るんじゃないんですね」
「今回、俺はT200を使うからな」
「貴方は過貫通を引き起こしたいんですか?」
過貫通はしないだろ。主に炸裂するし
「ロングバレルのT200が完成しております」
って事はこれからは今まであるT200はこれからはT200cと呼ばなければならないのか
「それで僕は何を使えばいいのでしょうか?」
「アルファの爪を加工したナイフ」
「果たしてそれは武器なのでしょうか!」
「武器じゃね?」
ちなみにこの爪を加工するのに然りげ無く5日掛かっており。しかも加工したのは俺なので仕事が進まず俺も途中で手を止めるとせっかく刃の形にしたのに再開した途端に手が滑るだのしてズレてやり直しする羽目になる可能性があるので結果的にイムとヨークが分担して仕事をするが軍の予算だの人員の不足への対処についてだのは俺が確認しなければならない為、全く進まない上に俺は飯を食いながら作業しなければいけないのでサンドイッチ等の軽食を作る手間もあると言う究極の状態だったが故に使用人から軍人まで全員が『もうしないでくれ』と口を揃えて言う奇跡も起きた
「使ってみます」
使うんだ
「ついに!」
「来ました!」
「「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国!!(大嘘)」」
いや〜長かった。非常に長かった。軍艦を派遣すればよかったと思ったくらい長かった。国名?知らんよ?まぁ…先の大戦の敗戦国でしょう。隣国のほとんどが参加したし
「宿を探して寝るか」
「まだ真昼ですが賛成します」
ってな訳で宿を取って翌日。俺達は登録手続きを行い、予選へ参加する事となった。想定外だったなのはついた順に2人ずつ相手が決められる為、下手すると1回戦目でヨークと当たる事があった事。実際は最後の人が奇数だったのでヨークはその人と。俺は後から来た男性と戦う事になったのと登録したその日に予選がある事だ。しかも観客ありで。今から待機所でルール説明があるみたいだから待機中。するといかにも教官って人が傍から出てきて台に登り説明を開始した
「規則について説明する。まず相手を殺したり相手が降参すれば勝利。降参は拒否が可能。降参者は降参が出来た者から戦って2位、3位を選ぶ。武器は自由。服装も同じくだ。降参して3位以内に入らなかった者は奴隷だ。以上。質問は?……………ないな。では頑張ってくれ」
意外にも単純なルールで助かったぜ。これで遠距離武器使用禁止とかだったら殴り殺してる所だったよ。ともあれこれでやっと戦闘が始まる。ちなみに降参はさせないし降参もしない。女性でも同じく
今更ながら100部分突破しておりました。記念は書きません。記念が溜まりまくってますので…




