10.どういう原理?
今回は銃のパーツが出てきたので前回、出てきたもの以外の説明をします。あと、サブタイトルの回収はかなり下ですのでサブタイトル詐欺ではありません
パァン!
っと音がなり、弾は…少し右にズレてヒドラの一番奥の首の片目にあたった。うわぁお!痛そう。つかめっちゃ痛そうに暴れてる。流石、454カスール徹甲弾。なかなかって言うかかなりの威力。人間に向けて撃ったら一撃でオーバーキルになりそう。オートマチックピストルなので弾はもう、コッキングされている。二発目射撃用意。今度は真ん中の首を狙う。風向きは北北西だと思う。風速は約5m十字を少し右にズラしてトリガーに指を掛ける。この時間僅か2秒。そしてゆっくりとまたトリガーを引く
パァン!
また大きい銃声が鳴る。流石に二発目は腕と肩が痛い。んで肝心の弾はヒドラの真ん中の首に当たらずに大きくソレテ頭のど真ん中にヒット。凄い地味な奇跡に少し驚いてる。あとは最後の首。風向きは北西。風速は約5mと変化無し。狙いを定めてトリガーに指を掛ける。そしてゆっくり引く…はずだった。トリガーが動かない。多分、本来は想定していない無理のある反動で内部のどこかが壊れたか、ジャムったかの、どちらかだ。ここでこの銃の欠点を見ることになるとはな。なんとレールが付いてる状態ではスライドが引けないではないか!つまり分解しないとジャムは治らないと言うことだ。もうどうしょうもない。俺の頭に合ったのは1つの言葉だった。それは『帰るか!』だ
「オイ。吾輩の事を忘れてるのではないのか?」
「忘れてませんよ?ただ今から近距離戦をしようにもヒドラと遠すぎるから諦めるだけ」
事実ここはもうヒドラから600m離れている狙撃ポイントだ
「いいから急ぐのだ!早くヒドラを真っ二つにしてこい!」
「はいはい」
しょうがないし行くか。首が再生しない内に斬れるか分からないけど…
〜その頃イムは〜
ヤバい!パーツが1つ足りない!しかもマガジンキャッチレバー。これがないとマガジンが付かないんだけど…。まぁいいか。取り合えずヒドラはどうなってるかな?スコープをポケットから出して確認してみる。まず見えるのは首二つから血を流してるヒドラとヒドラを押している古代竜。みんな頑張ってんますね。そして次に見えるのはそのヒドラに向かってる少年…って今日助さん!?妖刀さんを抜刀体勢で走ってる。うん!斬る気だね。援護射撃の体制を取っとこう。一応だからね。一応。今回作ったのはイギリス陸軍採用の『L96A3』の特に改造無し。どっかのVR物の小説に出てきたから作ってみた。サイレンサーとバイポット(二脚)が付いてないから、『L96』かな?使用パーツは全部で19パーツ。バレル、スイベルスタッド、スイベルリング、フォアエンド、レシーバー、エジェクションポート、ボルト、ボルトハンドル、ボルトリリースレバー、セーフティ、マウントベース、マガジン、マガジンキャッチレバー、トリガー、トリガーガード、グリップ、ストック、チークピース、バットプレートを作ってもらった。弾は7.62mm弾を使用している。それよりあと首1つだから撃っていいよね。よぉし!射撃体制に入って撃つ準備をする。まずはレールにスコープを取り付けて左手をマガジンに右手をボルトハンドルに掛ける。ボルトハンドルを後ろに引く。するとマガジン内に入っていた7.62mm弾がチェンバー(薬莢室。チェンバーと言う言い方は合ってるかは分からない)に送り込まれる。スコープで狙いを定める。ヒドラまでの距離500m正面にいるし、風も正面から吹いてるから、計算は要らない。セーフティを解除してゆっくりとトリガーを引く
パァァァン!
馬鹿デカイ音がして、ヒドラの最後の首を撃ち抜いたのだ。ちなみに弾丸は撃った時は熱いのでその熱で再生をふせいだんだと思う。結果としてヒドラは死んだのである。
必ずしも合ってるとは限りません
スイベルスタッド スイベルのボタン
スイベルリング 紐を付けるリング
フォアエンド 左手で持つところ(多分)
レシーバー 繋がってるところ
ボルト 引くところ
ボルトハンドル 同じく握るところ
マウントベース この作品ではレールと書いてある
マガジンキャッチレバー マガジンキャッチのレバーバージョン
ストック 構えると肩らへんに来るところ
チークピース 狙う時にほっぺたをくっ付けるところ
バットプレート 肩に付くゴムみたいなやつ




