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ゲート  作者: 雨合羽
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二 唐突な旅立ち No,1

 クレーターの上に突然現れた円。

普通の空間と円の中の空間を隔てる枠は、銀ともいえるし灰色ともいえる。

円の中の空間は空が映ってはいたがその景色はゆがみ、ねじれ、もつれ合っていた。

「・・・何だこれ?」

 海斗は誰も最初に言うであろう疑問を口にした。

「次の段階、と行くか」

 ローブの男が手を円に突き出す。

『グラビド!』

再び複数の声が響く。

それを合図にしたかのように円が変化を始める。

円内の景色が黒く、暗く変わっていく。

そして段々と黒一色になる。

 変化が終了した瞬間、円内から何かが飛び出してきた。

黒い霞の様な物。

それが霧のように立ち込める。

「何?・・・・うっ・・・・ゴホッ・・・」

その霧は煙のようにのどを刺激する。

思わず美由は咳き込む。

回りも暗くなってくる。

10メートル先がやっと見えるくらいだ。

そして異変は起こった。

「ぐぎゃぁぁぁっ・・・・」

野次馬の一人が悶え始める。

そして体が黒くなっていく。

次の瞬間、黒の液体となって飛び散る。

異変は人間だけではなかった。

周りの木が、鳥が、地面が。

見る見るうちに黒くなる。

海斗にも異変は起きる。

「うっ・・あ・・・」

呼吸が止まりかけ、体が震える。

まるで太い針で心臓を射抜かれているような激痛。

またも後ろで声がする。

「最終段階だ」

苦しみながらも振り向くと、ローブの男は突き出した腕をゆっくり降ろしていた。

胸の位置まで持ってくると、掌を開き、瞬時に握る。

すると円が回りだし、周りのものを吸い込み始める。

生き残っていた人間は瞬時に黒い液体と化し、吸い込まれていく。

「あ・・・・うああぁあああああ!!!」

海斗の体が黒く変わっていく。

(こんなとこで・・・死にたくない!!)

そう思っても体は段々と黒くなっていく。

完全に真っ黒になった瞬間、海斗の体は液体となって飛び散る。

 はずだった。

突然海斗の体が元の色に戻り始める。

それと同時に円が小さくなっていく。

黒い霧は薄くなっていき、周りが見えてくる。

完全に円が消え、霧が晴れる。

 其処に見たのは完全に街とは思えないものだった。

あたり一面荒野、といった方が正しい。

とにかく何も無かった。

残っているのはローブの男と自分。

そして少し先に蹲っている少女が一人。

海斗には誰だかわからなかった。

「驚いたな。消えない奴もいるとは」

後ろから首をつかまれる。

「だが、生き残ることは出来ん。」

新展開、って言うのかな?^^;

とにかく新展開です。

そして「唐突な旅立ち」ならぬ「唐突な客観的文章」OTZ

いきなりだったから分かり難いかもしれません^^;

ですが、コツコツと頑張っています^^;

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