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8話〜休息〜

僕は病院行った後、家に着くと眠った。

どのくらい眠ったか分からないけど、少し部屋が騒がしく目が覚めた。


僕「ん…んーよく寝たー」


しおり「おはよう、ソラ!よく寝てたわね」

りほ「おはよう、お邪魔してる。」

え…えぇ!?どうして2人が!?

目を開けて、ふと横を見たら2人が居て…えええ!?


僕「え!?なんで2人が!?」

りほ「RAIN返信無かったから、心配した。」

しおり「そーよ?お見舞いも兼ねて来たら、寝てるんだもん。

あっ、ソラのお母さんが上がっていいって言ったから

入っちゃった。」

あー母さんの仕業か…まぁいいや2人共なんかスッキリした顔してるし。


しおり「あの後なんだけど、一応1週間くらい自宅謹慎、その間に退学手続きを進めるらしいよ。」

りほ「帰りのHRで先生からソラの事、たくま達のこと話してくれたよ。

そしたらみんな手のひらくるくるさせて、

ソラの話きかせて欲しいなんて言ってた。」

そう言っていたが、2人はとても楽しそうだ。

僕はそこまで何もしてない、臨機応変に自衛にまわっただけなんだ。


僕「そうか、何となくたくま達の事はわかってた。

クラスのみんなはちゃんと理解してくれたんだね、良かった。

あぁスマホどうしようかな…ヒビ入ったし…使えない訳じゃないけど操作しずらいな…」


しおり「修理サポートとかあるはずだけど、

携帯屋さんに行ってみたら?」

りほ「私も何回か落として修理してもらった…高いけど…」

僕「そうだね、じゃあ週末にでも行ってみようかな」

RAINするだけなら問題ないんだけど、SF21の情報が見にくいのは心配だな…


僕「2人はこれから帰宅?うちでご飯食べてく?」

しおり「ソラのお母さんからは泊まってもいいとは言われたけど、流石に着替えも持ってきてないから今度って言った。」

りほ「私はまた、お姉さんの借りても良かったけど、しおりが恥ずかしがって今度になった…残念。」

しおり「ああ!?りほそれ言わないでよ!

なんか、色々窮屈で昨日も恥ずかしかったんだから…」


しおりは顔か赤くして俯いてしまった。

そんなしおりを見て、りほはニヤニヤしていた。

また、仲が深まった感じがした。

姉さんは具体的には言えないが、色々小さいからな…。

気だけは大きいけども。


しばらくすると父さんが晩御飯食べようって呼びに来てくれた。

昨日は色々あったけど、なんかすごく父さんと母さんがニヤニヤしてる気がする。

何考えてるんだ?


そして父さんが何か思い出したかのようにハッとした顔で言った。


父さん「そうだ、ソラ。

先生から伝言なんだけど、病院でなんと言われても3日間くらいは休みなさいだってさ。」

母さん「え?パパそんな大事なこと忘れてたの?」

母さんの目が怖い…めっちゃ睨んでる。


父さん「ひぃっ…ご、ごめんなさい…」

母さんを怒らせたくないのはこれがあるからなんだよな…。

晩御飯を食べ終わり、母さんが車で2人を送っていくと言ったのでついて行った。

助っ席に乗ろうとしたら母さんから

母さん「あんたは後ろの真ん中」と言われた。

また真ん中かぁ…どうして真ん中にしたがるんだろ。


送ってく途中、2人は僕に体を預けるように寝てしまった。

気疲れもあったのだろう。

僕は2人の寝顔を微笑みながら見ていた。

母さんのニヤニヤしてる視線を感じながら…。


まずは、しおりの家に着いた。

僕「しおり、起きて。着いたよ」

しおり「…んっ…ごめん、寝てた。ありがとう。」

と僕の手を握った。

しおり「りほは…まだ寝てるね。ソラ、またRAINするね。」

と言って降りて行った。

僕はしおりに手を振ってりほの家に向かった。


りほの家に着いて、りほを起こそうと思ったらブレーキの反動で起きてしまった。

りほ「ん…?着いた?私…いつの間にか寝てたんだ。

ソラ、ありがとう。」

と眼を擦り、手を握った。

僕「うん、どういたしまして。

また、RAINしてよ返信するからさ」

りほは頷いて、車から降りて行った。

りほに手を振り、僕は家の方向に向かった。


母さん「それで?本命はどっちなの?」

とニヤニヤしながらミラー越しに見てきた。

本命?なんの事だ?


僕「本命ってなんの事。2人は大事な友達だよ。」

母さん「そっ。残念。

ソラ、2人を大切にしなさいね?」

僕「分かってるよ…」

僕と母さんは家に着き、部屋に戻ってまた眠りについた。


翌朝…というか残り3日間は暇なわけで、

宿題も出されてないし、怪我も落ち着てるし…。

ゲームでもするかな…。

僕はPCの前に座り、起動させた。


僕「こんな平日の昼間に…罪悪感あるけどたまにはいいか」

僕はSF21を起動させる。

流石にクランの人は夜勤の人除いて居ないと思っていた。

ログインし生産職のレベルでもと思い、

生産職に切り替えようとしたら、


SF21内チャット

クラン:クロノス がログインしました。

クロノス「おはようです、誰かいますか??」

サソラ「あ!クロノスさん!お久しぶりです!

いつぶりです?」

クロノス「サソラ、多分1ヶ月位はやってなかったと思う。」

クロノスはクランの中で唯一、MS(マッドサイエンティスト)

でヒーラー職なのだ。

意外とみんなを見て指示してくれるし、MSがいるとPTが安定するんだよな。

MSは薬品回復兼、バリアヒーラー。

しかも今のパッチで追加されたジョブなんだけど、

スキル回しがすごく繊細なんだけど、クロノスは使いこなしてる。


サソラ「新ダンジョンまだですよね、

もし良かったらタンク出しますよ。」

クロノス「ありがとう。じゃぁお願いしようかな。」

僕らは二人で新ダンジョンへ潜った。


そして、このゲームがクロノスの運命を変えるかもしれない。

それはまた、別のは話で語る。


僕らは夕方まで遊び尽くした。

僕「いやー久しぶりに会う人とゲームは楽しかったなー」


ピコン!スマホがなる。RAINグループだ。


RAINグループ

しおり「やっほー!ちゃんと大人しくしてる?

先生から宿題とか預かってるから、

土曜にりほと遊びに行くねー。」


りほ「どんな事してたかまた教えてね。」


僕「え!?宿題出てるの!?そんな…。

分かった、おkだと思うけど父さん達には連絡してるね。

それと、週末は姉さんいるって事だけ伝えとくね。」


しおり「え!お姉さんに会えるの!?

やったーこの前服借りたお礼しなきゃ」


りほ「お姉さんに会いたいって思ってた!

お土産も渡せずにいたから持ってくね。」

色々あって忘れてたな、お土産楽しみ。


僕「そうだった!お土産!

どんなのか楽しみにしてるね!」

しおり「おけー。じゃまたRAINするね!」

りほ「うん!またねソラ」


とRAINを終えたけど、

なんだろう今日は普通に終わったけどあと2日耐えられるかな。

というか、土曜日宿題持ってくるならあと2日もゲーム三昧ってことか…まぁいいか。


次の日もその次の日も僕はゲームをやっていた。

こんな機会あんまり無いかなと思い、無我夢中でやってた。


金曜日の夜、RAINグループで2人からメッセージが入った。


RAINグループ

しおり「明日土曜日だね!

あたしたち朝から行こうと思うけど、大丈夫だよね?」

僕「うん!大丈夫!来る時気をつけてきてね!」

りほ「今度はちゃんと遊びに行くって思うとワクワクする。」

確かに、あの件があった晩は急だったし、

次の日も遊びに来るというよりお見舞いだったしね。

僕「僕も楽しみ!それじゃ明日待ってるね!

おやすみなさい!」

しおり「おやすみー」

りほ「おやすみ」


僕はスマホを閉じて机の上に置いた。

またあの2人に会える!

そして月曜日から学校!すごく会いたかった!

傷もだいぶ癒えてきたし、少しはしゃいでも怒られないよね。


僕はいい夢が見られるよう、2人の事を考えながら眠った。


翌朝、目が覚めると2人が僕の部屋にいた。

夢だろうと思い二度寝しようとしたら、

僕「いでででで…」

頬を抓られた。


目をぱっちり開けると、しおりとりほが呆れてこっちを見てた。

多分頬を抓ったのはしおりだ。

僕「え!?2人共もう来たの!?というか抓らないでよ。」

と抓られたところを摩ってた。

りほ「ソラ何言ってるの?今もう10時前。」

しおり「そうよ、あたしたち9時にはもう来てたんだけど。」

僕は慌ててスマホを見た。

僕「うわっまじだ」

しおり「うわっじゃないわよ。

あたしたちは何回も起こしたんだから。」

りほ「その度に私達の名前呼ぶから、呆れて自然に目が覚めるまで待ってたの。」

りほが言うとしおりと二人して耳を赤くした。

なんか恥ずかしいことでもあったの?


僕「ごめん、ごめん。こんなに寝るとは思ってなくて…

ってその大きい荷物は?2人とも持ってるけど…」

しおり「何って…お泊まりセット…だけど。」

りほ「ソラのお母さんに連絡して…お泊まり良いって…。」

2人は恥ずかしそうにモジモジし始めた。

つか、母さん!?聞いてないよ!?


僕「聞いてないよ!?というかいつRAINを!?」

しおり「いつってお見舞い来た日…だよね。」

りほ「うん、聞いてなかったの?」

聞いてないねー。てか個人RAINで言ってくれれば…

思いつつも2人の気持ちは無下にできないからね。


僕「お泊まりは大丈夫だよ!

僕のこと心配してくれたんだよね?」


しおり「う、うん…心配だし…色々ね?」

りほ「そ、そう。色々…あるから」

と今度は頬まで赤くなった。暑くなってきたのかな。

そう言うとりほは鞄をを開け、宿題を取りだした。


僕「勘弁してよーせんせーい」とつい叫んだ。

2人がどう思ってようが、僕は本当に彼女たちの笑顔が見たい。

こうやって家に来てくれる。大切な友達なんだと実感した。

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