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サイドストーリー〜児玉たくま編〜

主人公・陽真ソラへ児玉たくま達は暴行を行い、

陽真ソラの用心深さ、臨機応変、危機感知に負けた児玉たくま。

これは児玉たくまの本心が見れるサイドストーリーである。


陽真への謝罪後、俺たちは各家に連れて帰された。

中学時代から俺は手を汚さずに陰の支配者として…

参謀としていた。

ある年に俺は第三中学校に転校してきた。

いつも通り、周りには愛想振りまき駒にするやつを探していた。


桃園「ねぇねぇ!A君!

シャーペンの芯また折れちゃった…貰ってもいい?」

青森「私も消しゴム忘れてきたの。

また今度買って返すから…貰ってもいい?」


俺がクラスのみんなから質問攻めにあってるのに、

こちらに興味無さそにし、Aから物を貰おうとしてる…。

いじめ…というよりちょっかいかけてる感じだな。


あいつらは確か…。


委員長「もう!しおり、りほ!また、A君をからかって!

困ってるじゃない!

消しゴムもシャーペンの芯も私のあげるから!」

そう、桃園しおりと青森りほだな…。

生ぬるい…すごく生ぬるい。


あんなの幼稚すぎるだろ…決めた。

あいつらを変えてやる。


その日の昼休み、俺は2人を呼び出した。

俺「あのー桃園さん、青山さん。

お願いがあるんだけど、校舎案内してくれないかな。

君たち2人はすごく楽しそうだなと思ったから」

俺の言葉に、2人は目を輝かせた。


桃園「あたし達でいいの!?

全然案内するよ!ね!りほ!」

青山「転校生から声かけられる。すごくいい。」

2人は喜んで了承してくれた。


俺「本当に!ありがとう!」

これで後は…ニヤリ。


俺は2人に案内され、図書館、保健室、PC室等色んな所を案内された。


桃園「そして!最後はここ!屋上!」

青山「昼休みはみんな体育館や校庭とか行く人多いから、

昼休みはあまり屋上来る人居ないの。」

いい事聞いた。こんなに好都合な展開は俺の計画の手中だ。


俺「誰も来ないなんていいね!

ねぇそんな事よりさ、さっきA君の事なんだけどあれは… 」

俺の言葉に2人はバツが悪そうな顔して、答えてくれた。


桃園「あーA君のやつね。

あれはA君の反応かつい面白くて…」

青山「そう、いつもからかって委員長に怒られる。」


俺「生ぬるいな…。」

桃園・青山「「え?」」

俺「もっとA君の反応見てみたくない?

俺、結構いい案があるけど1回やってみてダメそうなら…

やめてもいいけど…。」

2人は驚いていたけどAの奴の反応が見れる。

そういう思考にシフトしていったのを感じ取った。


桃園「やってみたい!ね!りほ!」

青山「うん!A君の反応もっと見たい!」

かかった。ちょろすぎだろこの2人。


俺「その案なんだけどさ、教室のドアの隙間に黒板消しをセットする。

これをA君が来るのを狙ってやるんだ。

頭の上に黒板消しが落ちてきたらA君すごく驚くだろ?

それ、見たくない?」

2人は互いの顔を見合わせていた。


桃園・青山「「やる!」」


ちょろすぎ!大丈夫なのか!?

その後2人は俺の案を実行した。

委員長は俺が話して引き止めており、注意させないようにした。

Aが来たタイミングで黒板消しが落ち、Aの頭にダイレクトヒット。

2人は笑い、すごく楽しそうにし、いじめという快楽に染まって行った。

その後も学校裏に来たら上から水をぶっかけたり、

足を引っ掛けて転けさせたり、カツアゲさせたり、

反抗、抵抗するならば暴行を行わせ、

周りに話せないように自身の恥ずかしい写真を撒くぞと脅したりと

全て行うよう誘導し、俺は傍観するだけだった。

2人はいつしか他校まで噂が広がる。

だが先生達はそれを信じなかった。

もう大丈夫だろうと、思い俺は2人の傍から姿を消した。


せめて高校は同じところに通いたかったから、

一般受けたけど退屈な学校と分かった時点で何度かサボってた。


だがある日、おもちゃを見つけた2人は暴行してたが、

次の日には仲良く下校していた。

俺が2年かけて洗脳させたのに、たった1日て解かした…。


俺「チッ…あいつ」

あいつらのクラスの前を通った時、話が聞こえた。


隣のクラスA「なぁ、本当なんだろうか…陽真とあの2人…友達になったって…」

隣のクラスB「まぁ本人たちがあー言ってるから様子見だよな…」

友達だぁ!?何をどうしてそうなるんだよ!!


俺は陽真という男を徹底的に懲らしめる為、

GW中にクラスの3人を呼び出した。


俺「なぁA、B、C聞いたか?

隣のクラスの陽真ってやつが、女2人を侍らしてる事。」

クラスメイトA「は?それまじ?」

クラスメイトB「陽真って知ってるよ。同中(おなちゅー)だったしな、あんな友達がいない陰キャ本当か?」

俺「あぁこの前の放課後見た。どう思う。」

クラスメイトC「いや、許さんしょ。」

こいつらが陽真を狙いやすく誘導させた。

これでGW明けは楽しみだ。


GW明け、俺はわざと陽真達に接触した。

陽真がトイレに行ったことを確認し、3人に水をかけろと指示した。

その後の様子を俺は見ていた。

あぁ、あいつらの絶望の顔、すげー最高…。

けどなんでヘラヘラしてんだ…チッ…気に食わねー。


俺ら4人は4限をサボり、屋上へ誘い暴行で言うことを聞かせるそう言う計画だった。

だが…あいつは…陽真は俺の計画をことごとく潰し。

今に至る。


俺「チッ…あいつ頭良すぎるだろ…どこまで計算してたんだよ…」

俺は謹慎、その後自主退学扱いて退学処分になると校長が言ってたな。

久しぶりに…やっか。


俺は久しぶりにSF21をやりたくなり、ログインしようとした。

俺「あ?メンテナンスだぁ?あーー萎えた。

明日にまわそ…。クソ長いダウンロードもあるしよ…」

俺はそのままPCを起動させたまま、ダラダラと過ごし、

翌日を迎えた。

俺「んったくよー結局朝までダウンロードじゃねーか。」


俺はようやくログインした。


SF21チャット

クラン:クロノスがログインしました。


ログインはしたものの、誰かいるんか?

一応聞いてみるか。


クロノス「おはようです、誰かいますか?」

サソラ「あ!クロノスさん!お久しぶりです!

いつぶりですか?」

あぁ、サソラ今頃の時間ログインしてんだな。

サソラはクランの中でもほぼ唯一毎日ログインしている

タンク職のパラディンだ。


クロノス「サソラ、多分1ヶ月位はやってなかったと思う。」

ちなみに俺はMS(マッドサイエンティスト)…ヒーラーだ。

色んなヒーラー職はクランにはいるが、

薬品回復・バリアヒーラーとなると俺だけだそうだ。

PTが安定するからいて欲しいと散々言われ、

なんやかんやずっといる。


サソラ「新ダンジョンまだですよね、

もし良かったらタンク出しますよ。」

クロノス「ありがとう。じゃお願いしようかな」

俺らは新ダンジョンに潜った。


クロノス「ふーん、今回はシンプルな階層式ダンジョンか。」

ダンジョンにも色々あり、

階層式ダンジョンはだいたい1から100層あり、

各階層のフロアボスを倒しながら次の階層に行く、

そんな感じだ。

あとは、フィールド式ダンジョン、ギミック式ダンジョン、

ストーリーダンジョンがある。


今回の階層式はソロでも行けるが、

タンクが居ないと後半はキツかったりする。


サソラ「ですね、一応5人で行って60階までは行きましたね。もう遅かったので次回ってなりました 。」

60階か…5人で行ったなら普通くらいか?

新ダンジョンだから何があるか分からないしな。


クロノス「でも良かった。サソラが居てくれて、

タンク兼DPSだからな。」

俺達は順調に進んでいき、1階フロアボスまで来た。


クロノス「1階層でキングブルースライムだぁ?

舐めてんのか。」

サソラ「クロノスさん、油断はダメです。

攻撃パターンがまるで違います。」

今の言葉…なにか引っかかる。なんだ?


クロノス「分かった。サソラは攻略済みだ、従う。」

サソラ「ありがとうございます。

体液回転ばら撒きに気をつけてください、ランダムです」

サソラはすごく頼りになる。

クラン唯一と言っていいくらいだ。


クロノス「分かった、回復とバリア、継続ダメは任せろ」

MSは毒の薬液を投げ、継続ダメを入れることが出来る。

継続ダメは定期的に入れないと、攻撃職にキレられる。

管理が必要だ。


サソラ「行きます。」

サソラは突撃スキルでヘイト取りつつ、

コンボ攻撃、ウェポンスキル、バフ、デバフを使い分け攻撃してる。

俺からするとパラディンはかなり難しいと思ってる。

上手くスキルを回していかないと火力が出ない。

サソラは上手く回して火力を出してるすげーよまじ。


タンク単体に来る強攻撃だ。

俺は相手のモーションに合わせ、カウンターでヒールをかける。

残り半分。


サソラ「次からばら撒き来ます!」

とサソラからチャットが来る。

オーケー…。

俺は定期的にサソラにヒールを飛ばしながら頭上のスライムの塊を見つつ回避した。

1回当たったがまだ1階層…そんなにダメージは…は?継続?

しかも取れないやつかよ…めっちゃ痛いじゃねーか…


サソラは俺が被弾した事を見て、

パラディンの回復を飛ばしてきた。ありがてーがちとまずいな。

俺に着いた継続は残り15秒…やるか…


クロノス「サソラ、攻撃に集中しろ。

俺は大丈夫」

15秒間俺は俺は自身に継続回復をかけた。

足りない部分はバフ等で補う。

サソラは攻撃に集中してくれてる。

サソラには悪いが、回復を減らす。


すると突然、サソラの動きが鈍った。

どうした!?

あと5%…俺も継続ダメをスライムに入れ続けてる。

チッ…鈍ってる分ダメージ入ってんじゃねーか!

俺のくらった継続ダメは終わってた。

全力でサポートにまわり、サソラをヒールした。

それから1分経たないくらいに、ボスを倒した。


サソラ「やったー!やりましたクロノスさん!」

喜んでる場合か!

クロノス「サソラ、途中鈍ったのはなんでだ?」

サソラ「クロノスさんだけに話しますね、

ちょっと学校で色々あって、全身打撲で自宅療養中なんです。

途中ちょっと痛みが出て…へへっ」

クロノス「いや!へへっじゃないだろ!?

大丈夫なのか?」

サソラ「はい!3日間は無茶するなとは学校の先生に言われたので」

クロノス「そうか、大事にな。」

ん?全身打撲…学校?

3日間ってまるであいつみたいじゃねーか…サソラ…ソラ…

チッ…あいつじゃねーか!?

なんで同じクランなんだよ!んたくよーーーーー。

ドン!

俺はきづいてしまって、台パンしてしまった。


クロノス「わりぃ、ちょっと呼ばれたから今日は落ちるわ」

サソラ「あ、はい!クロノスさん!僕しばらく居るので、また2人でダンジョン行きましょうね!」

クロノス「あぁ、またな」


クラン:クロノスはログアウトしました。


俺「はぁーー。チッ…マジかよ。

あのサソラが陽真ソラ…。」

でも、納得はできる。


誰かを守りたいからタンク、周りの状況を理解した上での行動、あのチャットの書き方があいつの喋り方そのままだった。

俺だって流石に気づいてないよな…。


俺は机の上の写真を手に取った。

それは、俺としおり、りほの3人で撮ったたった1枚の写真。

俺は2人のこと好きだった。

気持ちは伝えられずに、姿を消し気持ちを落ち着かせた。

高校で見た時はまた、つるんでいつかは告白でもと考えてた。

そこであの陽真と3人で帰ってた姿を見た。

俺は嫉妬してたんだ。

雑念があったからあいつに頭脳で負け、男としても負けた。


俺「完全敗北だっての…。

だけど、二人でダンジョンは悪くなかったな…」


俺はPCの電源を落とし、今日は寝た。

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