空からの脅威
シャノンとエドの結婚から10年後、ソロムの空に突如強烈な閃光が走り、何かが空から降って来た。
「なんだ⁉︎」「すごい大きかったわ。」人々が騒ぐ中、奇妙な鳴き声が響いた。
「あそこにでかい怪物がいるぞ!」「落ちた場所に何かいるぞ!」空から降って来た謎の巨大な生命体は虫のような脚を9本形成し、ソロムの都市へ移動を始めた。
「こっちへ向かってくるぞ‼︎」「シャノン様ならあの怪物も倒してくれる筈だ‼︎」「逃げろー‼︎」巨大な生命体は2本の触手を振り回し、さらに背中から液体を噴射し、次第に結晶化した針のような形になり、周囲一帯を破壊し尽くしていた。「エド‼︎子供達を連れて逃げるのよ‼︎」
「君も1人じゃ危ない‼︎」「私より子供の命が大事なの‼︎」「俺は君も大事な家族だ‼︎」「シャノン‼︎エド‼︎」「お父さん‼︎」「シャノン、子供達は私が一緒に避難させる‼︎お前達はあの怪物を頼む‼︎…そして無事に帰って来てくれ‼︎」「ありがとう、お父さん。」「ありがとうございます、お父さん。」シャノンとエドは怪物のいる方に向かい、ラシードとその子供達は逆の方角へ走っていった。