怪物の襲来とシャノンの覚醒
ある朝、ソロム町に大きな地鳴りが響いていた。
「うわぁ‼︎でけぇ怪物がこっちにやって来たぞ!みんな逃げろー‼︎」住民たちが逃げ惑う中、その怪物はシャノンが通う学校に向かっていった。「あの怪物学校に向かいやがった!」「あぁ俺の息子がまだ学校にいるんだ!クソ!」「そんな…まだシャノンが学校にいるのに…」ラシードは友人だけでなく娘まで失うかもしれない現実に絶望していた。「早く逃げなさい‼︎」「でも先生が‼︎」地鳴りの際、崩れた瓦礫に挟まり、動けなくなった先生をシャノンは必死に助けようとしていた。「シャノン‼︎早く逃げて‼︎私の事はいいから‼︎早く‼︎」「嫌よ!先生を連れて逃げるの!」その時、怪物が目の前に現れた。「あぁ……!」怪物は――シャノンでなく瓦礫に挟まっていた教師を腕で掴み上げた。「先生‼︎」「あぁ…嫌…死にたくない‼︎助けてぇ‼︎」「あ…」シャノンの目の前で怪物はその教師を上半身から喰いちぎり、その後全部口の中に入れ、飲み込んだ。
シャノンは絶望と怒りと憎しみで頭が真っ白になっていた。「うわぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎」突如、シャノンの全身が光り輝き、襲いかかって来た怪物を弾き飛ばした。
「許さない…‼︎」シャノンは両手から光弾のようなものを放ち怪物を原型が無くなるまで攻撃を続けた。