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狂気の理想

シャノンはラシードに新しく建てられた大聖堂へ来て欲しいという手紙を受け取り、悪い予感がしたシャノンは8人の娘にソロムから離れた都市にいる知り合いの家にしばらくいるように言い、娘達も母の様子を察し、素直に従った。

娘達が遠く離れた都市へ移動を始めた頃、シャノンは大聖堂へ向かっていった。「…来たわ、父さん。」「久しぶりだなシャノン。」シャノンは光る文字が父の周囲を囲むように浮かんでいる事に驚きを隠せなかった。「それは…⁉︎」「すごいだろう。絵本のような物じゃないが魔法が使えるようになったんだ。シャノンの血のおかげさ。」「どう…いう…事?」「あの時医者に採取させた血を飲んだんだ。」「どうしてそういう事を…」「君の娘達も不思議な力に目覚めているだろう?私にもその力を手に入るか確かめたかったんだ。見事に成功したよ…素晴らしい力を手に入れた。」「でもどうして…」「それより見せたい物があるんだ。ついて来てくれないか?」ラシードが大聖堂のにあるシャノンの像を動かすと地下へ続く階段が現れた。「さぁ、こっちだシャノン。」ラシードがよからぬ事をしている予感があったが愛する父を完全に疑う事は出来なかった。

広い空間に到着するとラシードはシャノンの方に顔を向け、そして――シャノンの中心から魔法陣のようなものが顕れた。「何をするの⁉︎父さん‼︎」「シャノン…君はどんな怪物も打ち倒す不思議な力がある。だがシャノンは1人しかいない。それでは弱き人達を守れなくなる。空から降って来る怪物がまだ来るかもしれない恐怖がずっと続くんだ。」「父さん‼︎やめて!一体どうしたのよ⁉︎」シャノンは魔法陣の拘束に抵抗したが、ラシードはさらに魔法陣の力を強め、シャノンは力尽き、倒れた。「そのためにはシャノン…君を増やす事にしたんだ。」

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