プロローグ
「ん〜。
風がよく吹いて気持ちいい〜。
大変だったこの人生ももうそろで終わりかぁ〜、まぁでも、次があるならVTuberになりたいなぁ〜
ん。りおちゃんが配信してるじゃないの!最後にちょっと今までの感謝でも伝えに行こうかな!。」
と口に出す私こと、東雲 白はプロゲーマーだった。
プロの世界は厳しかったし辛かったけど好きなタイトルのゲームのプロになれて嬉しかったけど新たに来る若手選手に圧倒され私はプロを辞めることにした。
世間の反応は、女性なりに頑張ったとかキャリーでプロになった雑魚がようやく辞めるとか、若手に押されてしまったか、競技が始まってからいる古参プレイヤーの1人が居なくなってしまうのは悲しいなど、色んな意見が書かれていた、誹謗中傷やアンチコメが特に多いので私と関わりのあった配信者やVTuberは炎上になるかもしれない種の話を配信上で私のことを一切触れることがなかった。
それが1番キツかった何も言われないし私がここでなにか言えば炎上するしで憂鬱な気分だった本当に何か言ってやりたいけどとも思いもしたけど世間が怖くて諦めていた。
プロをしている中でストレスなどが結構溜まる中、推しのVTuberこと夜光 りおの配信を見るのが1番ストレス発散方法だった。
だって可愛いし、いい子だし、声いいし、守りたくなる感じがあるから、癒されるのでストレス解消には本当に良かった、
なのでたまたまやっていた配信をつけてみたらたまたま私の事について聞かれていた。
・そういうことがあるのか!
・この質問考えた人天才的すぎる、!
・ノーネームから推されてるりおちゃんはノーネームについてどう思う?
「ん〜?ノーネーム《東雲 白》さんについてどう思うか?て質問かぁ〜、うーんとね、りおはねぇ〜、あまり関わりがないから詳しい事はわかんないけどね!すっごいたまーにコラボしてくれるんだけど丁寧で優しくて頼りがいのあるお姉ちゃんみたいな人だったからなんであんなに叩かれてるのかよくわかんないだよね、ノーネームさんと関わりのあった人達も何も言わないから何かあるのかもしれないんだけどね、」
・プロ時代にあまりいい成績を残せなかったとかも関係してると思うし、なんか上から目線の時があって生意気なところあったからじゃないかな?
・自分もノーネームがあんなに叩かれてる謎のんだよね
・完璧すぎたから料理出来てゲーム上手くて優しくてだから嫉妬されてるんだよきっと、
「嫉妬か〜なるどねぇ〜確かに、ゲームも上手くて家庭的で優しいお姉ちゃんだったからさ、そういうところでも嫉妬されちゃったのかな?さ!ノーネームさんの話はここまで!本人いないのに話し続けても迷惑かかるだけだからね!次の質問どーぞ!」
N0Name*・仲良くしてくれて本当に嬉しかった。そんな風におもってくれて嬉しかった
・え?どちゃクソ見とるやん、
・引退人がその垢使っていいんですか?
「ノーネームさんやっほ〜!
見に来てくれてありがとう!!私もね仲良くなれて嬉しいよ〜だからさ!もっともっと仲良くなろう?
だからね、あははこんな時なんで声かければいいんかな?」
・りおちゃんが困ってしまったやないかい!
・ノーネームもなんか言えよ〜
・こういう時は笑えばいいと思うよ。
・↑今言うことやない。
N0Name*・いやホントに仲良くなってくれてありがとう、私なんかに気を使わなくていいよ、でも、本当に仲良くなれて良かったよ、楽しかったし私の最推しは天使みたいだったよ!だからね、本当に今までありがとうございました。
・そんな最後の別れみたいな言葉えらぶなよぉ〜
私の天使みたいな推しは私の事そんな風に思ってくれていたんだ他の人が触れない炎上の種をわざわざ拾ってくれてありがとう!目から汗が出てくるぐらいには嬉しかったし報われた気がしたよ、
「あは、こんな風に思ってくれる人もいるんだなぁやっぱり推しは神様だ。」
そして私は1歩前へ進んだ。
「きゃー、!」
「どうした!」
「何があった?」
「人が人が空から」
「警察よべ警察!!」
「救急だろここは!」
あは、意外と痛いな10階から飛び降りたのに当たり所が良かったせいか即死じゃないじゃん普通に痛いよ激痛だよ、でも意識が薄れてきたなぁ〜もう辛い思いして頑張らなくていいんだ。
でももしまだチャンスがあるなら推しと一緒にVTuberになって一緒に活動して推しと推しの仲間たちと和気あいあいとした生活がしたかった...
スマホから最後に聞こえた声は推しの声だった。
「そんな一生の別れみたいなこと言わないでくださいよ!またコラボとか遊びに行きましょ?」




