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いちゃつく二人は人気の無い方へ
もう6月なのでかなり下界は暑い。しかし山の中はひんやりと涼しく半袖では寒く感じる。
何かに引っかかったりしたとき様に必ず長袖長ズボンを所持しておいてほしいとの事。
もう登山口からは長袖着用。
夢は長い髪をポニーテールに結い上げて登山しますといった迷彩色柄の上下を着ている。
あの・・・プロの方ですか。
俺は夢に選んでもらったラフな格好で纏めているので少し二人で歩くと場違い感がある。
「由樹兎、今日は登山楽しみましょうね」
バス停を降りた所から人が徐々にばらけて来たので夢が腕を組んでくる。
「結構朝早かったけど人が多かったね」
イチャツクのを我慢していた二人だったが登山口前には夢がべったりくっついていた。
「登山に来る人結構多いんだね。特に高野山の方はこっちと比較にならない凄さだったし」
夢がこちらの登山を選んだ理由が少し解かった気がした。
「ねえ、ちょっと寄り道」
脇道にひっぱられて人気の無いほうへ




