気まずい展開
俺と後輩は学校近くのレストランに来ていた。
大丈夫かなここだと夢たちに見つかりそうで怖いんだが。
できるだけ窓際でない奥の席にしてもらった。
席に座り適当に飲み物を頼んで本題に入る。
「で、何のようなのかな。」俺は前に座る少し身長が低くソバージュかかった髪型の少し幼さを感じる後輩に声をかける
「あの・・・・担当直入で言います」少しうつむき加減で言う。
「で…何を」そのあとが続かないので催促してみる。
「あの・・・あの・・・高藤先輩には手を出さないでください。」そう言いやっと俺の目を見た。
これはどういうことだ。後輩が・・・高藤を取られたと勘違い・・・ん?
「いや…手を出すとか出さないとか・・・」
何も手を出していないとそう言いかけて俺は走馬灯のようにあれやこれや言えない状況が頭によぎる。
充分になにかしらやらかしてしまっている。これはただの女友達ではないだろう。
「どうなんですか。貴方は高藤先輩の彼氏なんです?」
思い詰めた表情でこちらを睨んできている。そばかすが少しある彼女は真剣な目をしてどことなくあいつを思い出す。
「なんといったらいいかな・・・」ばつが悪そうに俺は頭に片手を乗せて後輩を見る。
まずい、正直に言ったら非常にまずい。軽蔑されるとかなんとかでなくてなんか訴えられそうな、問題が肥大化する気しかしない。
俺、大ピンチ。なんとかごまかさないと。
そう考えこんでいるとコーヒーと紅茶が運ばれてきた。
「まあまあこれを飲んで落ち着いて。ここは俺が奢るからさ。」
そう言うと羽馬先輩に奢ってなんてほしくありませんと一蹴されてしまった。




