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波間で戯れる
後ろに居たのは寿里だった。
強く抱き着いているので胸の感触が凄い。
「こらこらここで抱き着くなよ」
動けず波が来て靴が濡れそうになる。
えへへと笑いながら俺が場所を移動しても後ろに抱き着いたままくっついてくる。
背中に顔をすりすりこすりつけてマーキングしている。
私の匂いをたっぷりつけるんだとか言っている。俺は電信柱じゃないぞと突っ込む。
ほかの二人も走って来て私もと両手に掴まる。
あのな身動きが取れん。
重装備の戦士のようにその状態で前に行こうとするが動きづらい。
「海と言えば泳ぐ所だけど、夏になったらどこか海にいってみたいな」
俺はずっと続く砂浜を見て言う。
「別に海じゃなくてもお洒落なプールでもいいわよ」
夢が笑いながら言う。私達の水着みたいでしょなどと言っている。
「ナイトプールなら日焼けもしないしお洒落らしいよ。子供もいないし」
名瑞奈が腕を離して靴を脱ぎだし素足で波の来る場所まで入っていく。
私もと寿里も靴を脱ぎだした




