一泊二日の旅行
次の日、名瑞奈がパンフレットを持ってきた。
どうやら無事部屋が取れたらしく、食事のコースやどんな部屋か説明している。
値段はこれ位なんだけど私の力でなんと表示価格の半額ですみます。
などと胸を張っている。
従妹という事で特別サービスしてくれたらしい。
「あの・・・内訳がおかしいんだけど」
俺は内訳の値段表を指さし言う。
「な・・・なにも問題ないはずよ」
「そうそう何も無いはよ。横に来ていた夢と寿里も慌てて言う」
「おまえら・・・全員知ってるんだなこの事を」
俺は内訳の部屋数の部分と人数の部分を指さす。
そこには一部屋四人で一泊二日と書いてあった。
どうやら事前に名瑞奈が二人に了解を得ていたようだ。
ばつが悪そうにそっぽを向く二人と名瑞奈はこちらをちらちら見ている。
駄目でしょうかと言った目配せだろう。
「解かったよ。このプランで行こう」
俺は観念して目を強くつぶり言った。
「やった!」3人の女子はハイタッチし合っている。
「俺が断ったらどうするつもりだったんだ?3人で行くつもりだったのか?」
「そこは何としてでも説得するつもりだったはよ。」名瑞奈は自信ありげに言う
「ともかくお手柔らかに頼むよ」




