遊園地デート。回る恐怖の乗り物
強引なナンパ男達を撃退して遊園地に移動してきた4人
千葉にあるネズミーランドの大人向けシーエリアへ移動した。
日曜よりましだろうが土曜はさすがに人が多い。
平日でもかなりの混雑らしいので行列は覚悟しなくては。
ネズミーシーの方が大人向けらしく子供が通常ネズミーランドより少ない。
「さてどれから乗ろうか」
俺はパンフレットを見ながら言うが
女子は行きたいところを決めているらしく
それぞれお化け屋敷、ジェットコースター、コーヒーカップなどといっている。
寿里もどうやらさっきのショックから完全に回復したようだ。
じゃんけんが始まりスタートはコーヒーカップになった。
ペアもじゃんけんでお化け屋敷以外は譲り合う形で独占しないようにと決まっているらしい。
「じゃあお願いしますね。王子様。」そう言いながら高藤が手を出してくる
「よろしく」俺はその手を握ると歩き出す。
「それと私も高藤じゃなくて名前で呼んでほしいな。二人だけずるい」口をとがらせて高藤が言う。
「そういえば委員長は苗字で呼んでたかな」
「委員長じゃなくて名瑞奈って呼んで」耳に口を近づけて小声で言った
二人とも照れながら手をつないでコーヒーカップに乗る。
あとの二人は乗らずに渡されたスマホで動画撮影しているらしい。
お互い向かい合って座り顔を突き合わせる。
それだけでもなんだか照れ臭い。
そんな事を思ったのもつかのまカップが動き出す。
操作しなくても結構回る。
それに輪をかけて名瑞奈がぐるぐるハンドルを回す。
「おいおいもう少し遠慮して」
高回転する二人はいつのまにか隣同士くっつく形になって密着している
もっとくっついてと言わんばかりに身体を押し当ててくる名瑞奈。
少しづつ場所を変えて俺の横に来ていたのか。遠心力に押されて更に二人がくっつく
やっとハンドルから手を離した名瑞奈は俺の身体に抱き着いている。
小さく幸せとつぶやいている。
俺はどぎまぎしながら目が回っている。
これは回転系が苦手な人は吐くなと思いつつ高速回転に耐えた。
ふらふらになりながら二人とも降りる。
「いやーお二人さん見せつけてくれますね。」寿里はニヤニヤして夢は顔を膨らませている
次は私なんだからと呟く夢




