帰って寝転んでいると上に跨られ
俺は一人で帰りながらやってしまったと・・・頭を抱えながら帰っている。
また思わせぶりな事を言った?した?・・・明日が怖い。
帰って来て、俺の様子が可笑しい事に夢がいち早く気づき部屋を訪ねてきた。
いつも危険を感じるので鍵を閉めているのだが動転していたのか忘れていた。
夢が部屋にノックした後入ってきた。
「何かあったの?顔を蒼くして帰ってきたみたいだけど」
少し体を右に傾けて覗く様なポーズで聞く
言えない。高藤さんとまでキスしてしまったなんて。
「いや・・・なんでもないよ」ベットに大の字で横たわる俺が答える
それをみて俺の上に夢が乗りかかってくる
「こ・・・こらやめなさい」子供にしてはダメだというような言い方になる
「え・・・いいじゃない。」そのまま寝転んでいる俺の胸に顔を埋める
おまえなーといいつつも夢の息遣いと心音が響きなんだか心地いい。
どちらも抱き着くことはせずただ身体をくっつけている。
「なあ、キスしたくなるってどれくらいの気持ちなのかな」
俺はぼんやりと天井を眺めていう
「どうしたのもしかして私にキスしたくなった?」いつでもウエルカムだぜと言わん顔をしている
「違うよ。どれくらいの覚悟がいるのかとかどれくらいの気持ちになったらそうなるのかとか」
あっさり否定されて夢はぶすっとした表情をしながらも俺の胸に顔をすりすりしながら置いている。
「そうだね。人それぞれ違うと思うけどその人にとって大事が溢れた時じゃないかな」
「大事?」
「大事ってのは好きだーという気持ちだけじゃなくその人を守りたいとか失いたくないとか好きの上に更に気持ちが乗った状態かな。
積み重なった思いが作り上げるものだと思うけど。それは急激に大きくなって大事にまでなったりすると思うんだ。
何か大きなきっかけがあるとその思いが爆発するんだと思うよ。」
夢は目をつむり俺の胸で眠る様に話す。
いくばくか時間無言が続き夢がまた変な事を言い出す。
「キスしていい?」今度は目を明けて照れ臭そうに両手を俺の口の近くにもってきている。
「・・・・」
返事をどうすればいいか迷っていると夢が少しづつ顔ににじり寄ってきた。
また小さくいいかなという。
俺の顎を触り妖艶に唇を重ねる。夢と口づけをするのは三度目か
でもまともなキスは初めてな気がする不意を突かれた二回と違い今回は抵抗できたはずだ。
それを俺はしなかった。
軽くキスをされたあと俺は体を起こし夢を横に寝かせるように動かし上になる
そして俺の方から熱いキスをする舌と舌を絡ませて彼女の頭に片手を回しサラサラの髪と共に抱きしめる。
お互いを求めあう二人。
少し息を整えるように離れる。
夢は潤んだ切なそうな目で俺を見つめている。
その可愛らしさにさらに熱いキスが続くあまりに勢いが強すぎたのか小さく苦しいよと夢が抗議する。
長いキスのあと短くキスをして夢の隣に寝転んだ。
最後までしてくれないの?とか言っているが俺は今ので一杯一杯だった。
「でも初めて由樹兎からしてくれた。嬉しい」夢は微笑みながら腕にしがみついた。




